「分析哲学と芸術」研究会(2017年度)

院生代表者

  • 西川 秀伸

教員責任者

  • 吉田 寛

活動内容

  • 公開研究会

    日時:2017年11月19日(日) 14:00 – 17:00
    場所:立命館大学衣笠キャンパス 創思館403/404

    【当日のプログラムと要旨】

    14:00~14:50 堀朋平「音楽と反復――シューベルトとマゾヒスムの接点から」

    音楽において反復という事象は、文脈によって無際限の広がりを持つ。古典音楽のフィールドでいえば、シューベルトほど――創作・受容の双方で――反復の遍在が指摘されてきた作曲家は稀である。そこにはおよそ、(1)ミクロな音型の(演奏困難な)反復、(2)形式にかかわるマクロな(発展を阻害する)反復、(3)(おもに歌詞とかかわる)美的な反復、という3つのレベルが存在するといえよう。音楽解釈の学際化が著しいここ30年来、これら3層にわたって広く再検討が進んでいる。とくにレベル(3)では、「宙吊り」や「痛みの持続」といった観点からドゥルーズのマゾヒズム論を絡めた研究も提出されている。それらの研究への批判を足がかりとして、「反復強迫」を含めた美的な反復の意味論について風呂敷を広げ、ディスカッションの題材としたい。

    15:00~15:50 植村玄輝「現象学的態度と美的体験:フッサールと美学の接点?」

    まとまった著作というかたちでこそ議論を残してないものの、フッサールは美的体験にも哲学的な関心を示し、講義や草稿、そして書簡のなかで、それについていくらか立ち入って論じている。では、フッサールの美的体験論に興味深いところがあるとすれば、それは何か。本発表ではこの疑問に、以下の二つの話題を手掛かりにして暫定的な答えを与えたい。

    1. 1904/05年講義における像意識の現象学的分析(Hua XXIII, Nr. 1)。
    2. 1907年1月12日付ホフマンスタール宛書簡における、美的態度と現象学的態度の類似性の指摘(Hua Dok III/7, 133–136)

    16:00~17:00 全体討議

    (その後、懇親会を予定しております)

入試情報 先端研 刊行物 学術誌 プロモーションビデオ