小川さやか:2019年度業績一覧

書いたもの(論文その他)

著書
・『チョンキンマンションのボスは知っている―アングラ経済の人類学』春秋社、2019年7月。

査読あり論文
・「SNSで紡がれる集合的なオートエスノグラフィー―香港のタンザニア人を事例として」『文化人類学』84巻2号:172-190、2019年9月。
・“The Logic of Open Reciprocity” in the Tanzanian Union in Hong Kong and China. Japanese Review of Cultural Anthropology, Vol.20, No.1. 2020年3月。

査読なし論文・小論
・「気づかないふりで回す信頼と友情」『群像』74(11):314-315。
・「そして人類学が残る―グローバル、AI時代のなかで(特集文化人類学再考―グローバル化と多文化共生社会のはざまで)」(中沢新一・松村圭一郎との共著)『神奈川大学評論』94: 6-33、2019年11月。
・「世界が存在する偶然を(特集100年後の日本)」『アステイオン』91:215-217、2019年12月。
・「タンザニアの青少年たちの生き方から学ぶ「現在」をたくましく生きぬくためのヒント」『TOSHIN TIMES』2020年増刊号:156-157、2019年12月。
・「都市のアナーキーを流用する」『都市美』2号:65-77. 2020年3月。

書評その他(連載記事など)
・(書評)「上半期の収穫」週刊読書人、2019年7月。
・(インタビュー記事)「その日暮らしが幸福?」日経ARIA 、2019年7月。
・(書評)「石井美保著『めぐりながれるものの人類学』」週刊読書人。
・(インタビュー記事)「タンザニアの突発的「生計多様化戦略」」日経ARIA、2019年8月。
・(インタビュー記事)「敗者復活しやすい香港のタンザニア社会 他動力が大事」日経ARIA、2019年9月。
・(インタビュー記事)「評価経済とは一線を画すタンザニア人のTRUSTとは」日経ARIA、2019年10月。
・(社説)「1000字でわかるインフォーマル経済―不確実な環境下での生き方」読売新聞2019年11月18日。
・(社説)「1000字でわかるインフォーマル経済―地域の便宜に基づく判断」読売新聞、2019年11月25日。
・(インタビュー記事)「タンザニア人の知恵「不安定」には可能性が含まれている」日経ARIA 2019年11月。
・(書評)「梶谷懐・高口康太著『幸福な監視国家・中国』」ブックファースト新宿店開店11年記念『名著百選2019』、p.12. 2019年12月。
・(インタビュー記事)「幸福な「その日暮らし」とは?未来の不安はみな同じ」日経ARIA 2019年12月。
・(社説)1000字でわかるインフォーマル経済―グローバル経済のゆがみと連動」読売新聞2019年12月16日。
・(社説)1000字でわかるインフォーマル経済―ICTが切り開く次世代の「シェア」」読売新聞12月23日。
・(書評)「アナ・チン著『マツタケ』資本主義の周縁を生きぬく術」日経新聞2020年3月5日。
・(書評)「吉岡乾著『現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき』」日経新聞 2020年3月12日。
・(書評)「M.ビリッグ著『笑いと嘲り』ユーモアのダークサイド再考」日経新聞2020年3月19日。
・(書評)「山田奨治著『<海賊版の思想>』永久コピーライトを巡る争い」日経新聞2020年3月26日。

学内広報誌
・「“きっと誰かが助けてくれる”香港のアングラ経済が示す、シェアリング経済のもう一つの未来」『Ys Salon Report #01』立命館大学広報課、2019年10月。
・「あなただけの「脳内研究マップ(図書館)」の作り方―点検読書のすすめ」『Library Navigator』Vol.125: 4-5. 2020年3月

話したこと(講演その他)

・(学会発表)「投擲的な相互支援を組織する―香港・中国南部の東アフリカ系住民による組合活動を事例に」日本文化人類学会第53回研究大会、東北大学、2019年6月1日。
・(特別講師)「香港在住のタンザニア人によるプラットフォーム型市民社会とシェアリング経済」立命館西園寺塾、立命館大学東京キャンパス、2019年6月15日。
・(市民講座)「環太平洋地域とアフリカ諸国をつなぐシェアの思想」立命館大学土曜講座、立命館大学、2019年6月29日。
・(講演と鼎談)「香港のアンダーグラウンド経済から考えるテクノロジーとともにある未来」立命館大学Ys Salon、立命館大学、2019年7月10日。
・(イベント)小川さやか&小松理虔「「よそ者」から学ぶ」ハフポスト日本版主催イベント、SENQ六本木、2019年7月30日。
・(ブックトーク)「『チョンキンマンションのボスは知っている』出版記念 タンザニア人に学ぶ「予定不調和」な生き方」池袋ジュンク堂、2019年8月30日。
・(ブックトーク)小川さやか&家入一真「風通しの良い社会と経済の話をしよう」下北沢B&B、2019年9月5日。
・(シンポジウムの主催と発表)小川さやか「趣旨説明」「「香港のタンザニア人による投擲的なコミュニケーションとコミュニティ」国際ワークショップ『東アジアにおける移動と交易―多文化空間、場所、アイデンティティの動態に着目して』、立命館大学、9月21日。
・(ブックトーク)小川さやか&千葉雅也「人を信頼するとはどういうことか」代官山蔦谷書店、2019年10月31日。
・(トークイベント)大竹文雄・稲葉圭信・大内伸哉・小川さやか「これからの時代をどう生きるか―宗教×労働×その日暮らし」サントリー文化財団設立40周年記念事業『学芸ライブ』2019年10月3日。
・(連続講座の司会)「第三回食と言説 趣旨説明」立命館大学国際言語文化研究所連続講座『食と政治―胃袋から支配する』、立命館大学、2019年10月18日。
・(イベント)「無条件であることの条件を追求する―タンザニア人の商売とその日暮らしを事例に」大阪大学社会ソルーションイニシアティブSSIサロン『アフリカ 未来社会』、大阪大学会館(豊中キャンパス)、2019年11月21日。
・(特別講師)「「その日暮らし」の経済から考える私たちの社会―香港の地下経済と日本の未来」関西教育セミナー、関西セミナーハウス、2019年12月14日・15日(3回)
・(ラジオ)「LOHAS TALK」J-WAVE、2019年12月16日・17日・18日・19日に放送。
・(特別講師)「窮地におけるシェアの実践とセルフ観―タンザニア人商人の事例から」立命館アジア太平洋大学社会連携セミナー、立命館アジア太平洋大学、2020年1月9日。
・(フリートーク)中島弘象・小川さやか・永田貴聖「「フィリピン人と家族になって現在」をめぐって」立命館大学生存学研究センター研究プロジェクト、立命館大学、2020年1月21日。
・(司会とパネル)ワークショップ「AI時代の労働とヒューマニティを考える 稲葉振一郎×久保明教」立命館大学、2020年2月11日。
・(イベント)「学問の評価とは?」全分野結集型シンポジウム、京都大学学際融合教育研究推進センター本体、および学際センター「研究者越境マインド研究ライトユニット」、Inpact HUB KYOTOとZOOM会議、2020年3月4日。

学会における主な活動(所属学会・現在務める委員等)

・日本アフリカ学会(会計監査委員)、日本文化人類学会

関連企画・研究会

①国際日本文化研究センター「縮小社会の文化創造」共同研究員
②サントリー文化財団共同研究「信用の人類史」の共同研究員
③住総研「シェアが描く住まいの未来研究委員会」の共同研究員
④信頼資本財団「貨幣」に関する共同研究
⑤東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究「負債の動態に関する比較民族誌的研究」共同研究員

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