映画理論・映画批評研究会

院生代表者

  • 西川 秀伸

教員責任者

  • 千葉 雅也

概要

 本研究プロジェクトの目的は、映画理論とその作品分析の方法論に対する理解を深めることである。本研究プロジェクトはこの目的を実現するために、新旧の映画理論及び映画批評を精読し、その理解をもとに改めて映画実践について考えてみようと思う。
 講読予定のテクストは蓮實重彦の『映画監督 小津安二郎』と木下千花の『溝口健二論 映画の美学と政治学』である。本研究会では定期的に講読会を開催し、この二つのテクストを精読する予定である。また講読会とは別に、関東と関西からそれぞれ映画研究者を招聘し研究会を開催予定である。
 本研究プロジェクトの意義は、次の三点に集約される。第一に、蓮實重彦と木下千花の映画批評と映画理論の実践を精緻に理解し運用できるようになることである。第二に、研究会を開催することによって生まれる研究者同士の交流である。第三に、本研究プロジェクトを通して、抽象的な次元の映画理論と具体的な次元の作品分析のための方法論の双方に精通することによって、映画研究の未来に資する能力を養うことができることである。

活動内容

構成メンバー

西川 秀伸
宮内 沙也佳
立川 宗一郎

活動歴

2024年度の活動はコチラ

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