身体論・空間論研究会(2025年度)
院生代表者
- 宮内 沙也佳
教員責任者
- 美馬 達哉
概要
本研究会の目的は、それぞれの理論に関する文献講読と公開研究会での意見交換を通して、研究会所属メンバーの博士論文執筆の切り口の発展、研究者としての活動の礎を築くことである。そのために本研究会では、以下4点の内容をおこなう。①読書会、②読書会で検討したテキストの著者や研究者を招聘した公開研究会、③各メンバーの執筆原稿のブラッシュアップである。以上を通して、着実な研究環境の生成や成果発信の場として研究会を機能させていく。
本研究会が発足した2024年度では、フーコー『ユートピア的身体/ヘテロトピア』、ハラウェイ『サイボーグ宣言』、カヴェル『眼に映る世界』の講読を進めてきた。その延長線上として、本年度はドゥルーズ『シネマ I・II』の購読を中心にする。同時に、前年度の文献と部分的にオーバーラップする形で「中心/脱中心」や「システム/バグ」を思考するために、ギャロウェイ『プロトコル』も講読予定である。上記の文献講読(月1回程度開催予定)に加え、各メンバーの原稿検討会(月1回開催予定)、公開研究会(2月開催予定)といった流れで本研究会を進行する。
本プロジェクトの意義は、多様な専門領域における身体論や空間論を探ることによって、身体の拡張性や有限性を捉えることである。身体論と空間論は緊密な関係にある。本研究のメンバーは、視覚文化論やメディア論、分析哲学などを背景とするメンバーから構成されている。そのため、多様な視点を双方向に発信し、各々の研究に還元することに本研究会の意義がある。
活動内容
構成メンバー
宮内 沙也佳
濱中 健太
KIM Kyo
浦野 智佳
立川 宗一郎
徳永 怜
加藤 このみ
今井 友哉
水口 陽太
活動歴
2024年度の活動はコチラ