フランス現代思想研究会(2012年度)

企画目的・実施計画

本研究会は、フランス語の語学力向上、およびフランス現代思想の原書文献における精密な読解能力を習得することを目的としている。院生の研究テーマや研究者に求められる能力を考慮すれば、院生の外国語原書読解能力の育成は重要である。本研究科はフランス関連研究の学習環境に恵まれているといえる。本研究会は、その環境を生かして、2012年1月より研究上フランス語原書読解能力を必要とする有志を募って開催してきた「『意味の論理学』勉強会」の研究会昇格を求めるものである。この勉強会を研究会に昇格させることで、院生同士がフランス語原書と向き合う場を本研究科にもたらすことができる。
2012年度は一貫して、ジル・ドゥルーズの『意味の論理学』をフランス語原書で通読する。毎回の研究会では、一文毎精読し、フランス語文法の理解と文献解釈を丁寧に行う。研究会は週1回のペースで行い、講師として立命館大学非常勤講師の松谷容作氏と中倉智徳氏を招聘する。年度末には、『意味の論理学』の解釈について議論する公開研究会を実施する。

活動内容

勉強会

日時:2012年1月~2012年4月
場所:生命部屋
内容:Gilles Deleuze, Logique du Sens, Les Editions de Minuit, 1969
Première série de paradoxes du pur devenir
Deuxième série de paradoxes des effets de surface 途中まで
報告者:角田 あさな・小西 真理子

研究会

〈前期〉
日時:2012年5月~2012年8月(毎週水曜日13時~14時半)
場所:生命部屋
内容:Gilles Deleuze, Logique du Sens, Les Editions de Minuit, 1969
Deuxième série de paradoxes des effets de surface途中まで
報告者:角田 あさな・小西 真理子

〈後期〉
日時:2012年9月~2012年2月(毎週火曜日14時~15時半)
場所:生命部屋
内容:Gilles Deleuze, Logique du Sens, Les Editions de Minuit, 1969
Deuxième série de paradoxes des effets de surface
Troisème série de la proposition 途中まで
Douzième série sur le paradoxe
報告者:角田 あさな

公開研究会

院生プロジェクトフランス現代思想研究会
第1回公開研究会「ドゥルーズ『意味の論理学』を読む」

日時:2013年3月24日(日)14時~17時
場所:学而館第2研究会室

〈プログラム〉
第一部 第1・2(・12)セリー質問表への回答 《14時~15時半》

1)研究会紹介と趣旨説明 《5分》
司会:中倉智徳(立命館大学大学院先端総合学術研究科非常勤講師)

2)質問表への回答
質問者:松谷容作(立命館大学大学院先端総合学術研究科非常勤講師)
回答・解説者:小泉義之先生・千葉雅也先生  

(休憩10~15分)

第二部 研究発表:ドゥルーズと時間性 《15時45分~17時》

1)発題1:「ドゥルーズにおける『アリス』のパラドクス解釈の試み」
発表者:角田あさな(立命館大学大学院先端総合学術研究科・表象領域)
コメンテーター:小泉義之先生(立命館大学大学院先端総合学術研究科教授)
《発表:15分、コメント・質疑:15分》

2)発題2:「アルコホリックの時制――ドゥルーズの時制概念とフランスAAについての考察」
発表者:小西真理子(立命館大学大学院先端総合学術研究科・生命領域)
コメンテーター:千葉雅也先生(立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授)
《発表:15分、コメント・質疑:15分》

3)自由質疑応答・総括

成果及び今後の課題

本年度は一貫して、週1回のペースで『意味の論理学』の原著講読を行い、第1、2、12セリーを読み終わった。また、研究会の成果を披露する場として、小泉義之先生、千葉雅也先生、松谷容作氏、中倉智徳氏にご参加いただき、2013年3月に公開研究会を開催した。来年度も週1回のペースで第3セリー以降を読み進めていく予定にある。

構成メンバー

  • 角田 あさな 表象領域4回・2009年度入学
  • 小西 真理子 生命領域4回・2011年度
  • 下門 史幸 表象領域4回・2009年度
  • 藤井 裕子 文学研究科博士課程前期課程3回・2009年度
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