言語教育における「ことば」と「アイデンティティ」を考える

院生代表者

  • 野島 晃子

教員責任者

  • 西 成彦

企画目的・実施計画

企画目的

 言語意識と個人のアイデンティティ形成は密接な関係をもつ。第一言語あるいは母語は自己のアイデンティティに大きな影響を及ぼすが、さらに別の言語(第二言語)が加わると複雑化する。意識しているか、していないかは別にしても、バイリンガルであることは単なる言語だけの問題ではない。また、言語選択には国の政治的要因も影響を及ぼすことが多い。
 本研究会は、言語教育を「目標言語を教育する」という側面からだけではなく、「アイデンティティを形成する」という側面をはじめとする多角的な観点から捉え、参加者各々の専門領域に応用する技術と知識の習得・探求を目的とするものである。

実施計画

1. 2013年6月から月1回ペースで研究会を開催する。
2. 参加メンバーの研究課題・研究関心に沿った文献講読や研究発表を行い、ディスカッションをとおして参加者の見識を深め、それぞれの研究へとつなげる。
3. 関連分野の講師を招聘し、特別研究会を実施する。

活動内容

  • 第1回研究会:2013年5月21日
     今回新たに立ち上げた研究会において、何をどのように進めて行くかに関し、各々の研究テーマ、関心のある事象、メンバーにすすめたい図書について意見交換を行った。
     それぞれの研究の進捗についても、お互いに評価し合い、積極的にコメントをすることができ、研究会としての新規テーマ設定だけに留まらず、各々が自分の研究について振り返る場となった。

  • 第2回研究会:2013年6月18日
     研究会にて輪読を進めるにあたり、その図書の選定を行った。各自が関心のある図書やこれまでの論文で使用した文献を持ち寄り、研究会のテーマに会うものを話し合った。単に図書の話だけではなく、著者の研究内容や研究機関等で行っている授業内容にまで話が発展し、活発な意見交換を行うことができた。

成果及び今後の課題

 メンバー各々の研究に関し理解を深め、批評し合う機会の場となったことは、直接的な研究会の成果につながらなくとも利点であったと考えることができる。
 代表者をはじめメンバーの予定がうまく合わず、研究会を定期的に開催することができなかった点、一年間を通じて開催しなかった点は大いに反省しなければならない。今後は、メンバーの大半が揃わない日程であっても定期的に研究会を開催し、また、メンバー以外の院生への周知、呼びかけも行い、多種多様な院生の間での意見交換の機会を持ちたい。今回実現できなかった講師招聘については、今後も引き続き候補者への打診を行い、実現に向けて進めていく。

構成メンバー

  • 野島 晃子 共生領域
  • 中井 和夫 共生領域
  • 児嶋 きよみ 共生領域
  • 北見 由美 共生領域
  • クァク・ジョンナン 公共領域
  • 馬場 裕子 共生領域
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