「音楽と社会」研究会(2019年度)

院生代表者

  • 山口 隆太郎

教員責任者

  • 千葉 雅也

概要

 本研究会の目的は、音楽と社会の相関に着目し、音楽学のみならず歴史学や社会学、人類学等の知見を参照しながら音楽・文化研究が行えるよう、必要な知識、方法論を多様なバックグラウンドを持つ参加メンバー間の議論から身に付けることである。音楽研究において、対象となる作曲家や作品を社会とのかかわりの中で考察することは今や当然のこととなり、様々な学問分野を融合する視点をもって研究を進めることが必要となっている。本研究会はこうした近年の研究の動向を踏まえ、参加メンバー各自の研究における視野を広げることに主眼をおいている。
 上記の目的を達成するため、本研究会は1)文献講読、2)参加メンバーによる研究発表会、の二つの活動を行う。1)に関して、音楽と社会の相関に着目する本研究会の趣旨に基づき、音楽社会学の基礎的文献をはじめ、広く文化に関する研究を参照しながら、音楽研究への適用可能性も含めて議論し、様々な方法論を検討する。2)に関して、メンバー各自の研究もまた多様な文化研究の一事例であり、研究発表会での議論を通して各自の研究課題を深める。
 本研究会の意義は、多様な視点から音楽研究の方法論を議論することで、各自の研究にその知見が生かされる点にある。また、研究発表会開催に関する企画・運営を通して、研究遂行能力を高めることも期待される。

活動内容

「音楽と社会」研究会 研究フォーラム
日時:2020年2月1日(土)11:00-18:00
場所:キャンパスプラザ京都 第一会議室
アクセス

【タイムテーブル】

発表要旨はこちらよりご覧いただけます。

院生発表 第1部(11:00-13:00)
・原塁(京都大学大学院)「武満徹の後期創作におけるイメージとかたち」
・荒木真歩(神戸大学大学院)「民俗芸能における正統性の獲得――記録映像を用いた習得に着目して」
・西澤忠志(立命館大学大学院)「明治30、40年代の音楽鑑賞論の展開と問題意識――小松耕輔の音楽評論から」

院生発表 第2部(14:00-16:55)
・中辻柚珠(京都大学大学院)「プラハ・モダニズム研究史」
・奥坊由起子(立命館大学大学院)「1920年代イングランドの音楽におけるナショナル・アイデンティティとモダニティ」
・加納遥香(一橋大学大学院)「社会主義ベトナムにおける革命と音楽――ベトナム・オペラ《コー・サオ》に着目して」
・松本理沙(京都大学大学院)「アクティヴィズム・アートにおける表象と行動――1980年代アメリカを例に」

講演(17:10-18:00)
・田邉健太郎(立命館大学)「映画音楽,物語空間,虚構の語り手」

コメンテーター:吉田寛(東京大学)

主催:立命館大学先端総合学術研究科

構成メンバー

・奥坊 由起子: 

  イングランド音楽文化史 エドワード・エルガー ナショナル・アイデンティティ

・SHIN Juhyung:

  ゲームスタディーズ シリアスゲーム ゲームプレイ場の研究 教育用シリアスボードゲーム

・西澤 忠志: 

  近代日本音楽史 明治期の批評

・松本 昴也:

  近現代史 軍事史 アジア・太平洋戦争

森 敬洋

  情報学 協働 無意識 インターネット

・山口 隆太郎: 

  音楽哲学 音楽教育 アルフレッド・シュッツの音楽論

研究会メンバー(学外)

荒木 真歩(神戸大学大学院):

  文化人類学 民俗芸能の伝承

加納 遥香(一橋大学大学院/日本学術振興会):

  ベトナム研究 文化人類学 ベトナム・オペラ 社会主義 文化構築

・中辻 柚珠(京都大学大学院):

  近現代チェコ・ナショナリズム史 マーネス造形芸術家協会 ナショナル・インディファレンス

原 塁(京都大学大学院):

  美学/音楽学

牧野 広樹(京都大学大学院): 

  ドイツ文学・文化 青年音楽運動

・松本 理沙(京都大学):

  美学 パブリック・アート ソーシャリー・エンゲージド・アート

吉田 瞳(京都大学大学院/エアランゲン大学):

  中世ドイツ史 音の歴史学

活動歴

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