4つのテーマ領域

個人個人の日常的な生き方から、国家や共同体レベルの政策決定まで、さまざまな次元を視野に入れながら、わたしたちは、コア・エシックス(核心としての倫理)にふれる4つのテーマを選びました。そして、テーマごとに「科目としてのプロジェクト」が設置され、さらに各教員が中心になって運営する「個別プロジェクト」が設けられるのです。

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――21世紀における公共性
国民国家の法的擬制である公/私の境界の変容過程をたどり、分配的正義および経済システムの問題を視野に入れながら、国民国家に変わるシステムの可能性を探ります。

<公共領域・各教員のテーマ>
正義とデモクラシーの政治哲学――井上 彰(政治学・政治哲学)
超高齢化社会における福祉とジェンダー――上野 千鶴子(社会学)
身体の現代・他――立岩 真也(社会学)
 

生命ロゴ
――争点としての生命
近年のゲノム分析の進展、生命操作をめぐる新しい事態、自然破壊の急速な進行…、などが投げかける倫理的諸問題を整理して、新しい生命・環境の理解と表現の可能性をひらきます。

<生命領域・各教員のテーマ>
生命論の理論的争点――小泉 義之(哲学・倫理学)
生命と技術の倫理――松原 洋子(科学史・科学技術論)
 

共生ロゴ
――共生の可能性と限界
多大な犠牲をともなう不完全な共生実験であった人間の歴史を批判的に遡りつつ、未来に向けて、そうした犠牲を伴わない生命と生活の可能性を構築する方途を探ります。

<共生領域・各教員のテーマ>
狡知、アナザーワールド、そしてLiving for Todayの人類学的研究――小川 さやか(文化人類学・アフリカ地域研究)
市民社会は共生のモデルとなりうるか?――P・デュムシェル(政治哲学)
カタストロフィと文学――西 成彦(比較文学)
人類学から共生の可能性と限界を考える――渡辺 公三(文化人類学)
 

表象ロゴ
――文化と芸術の表象論的分析
文化と芸術の諸事象を表象論的観点から読解・分析します。技術、歴史、思想、実践への理解を主軸とし、創造と受容の場、諸々の文脈、メディアといった問題系へとアプローチします。

<表象領域・各教員のテーマ>
社会におけるアートの作用機序――竹中 悠美(芸術学)
現代哲学と批評のあいだで思考する――千葉 雅也(哲学・表象文化論)
感性学的デザイン論――吉田 寛(感性学)

 

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