シンポジウム「アカデミズムの使い方  ──越境する知と多様化するキャリアパス」

立命館大学大学院 先端総合学術研究科 シンポジウム
「アカデミズムの使い方 ──越境する知と多様化するキャリアパス」

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更新情報

2013/2/21
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2013/2/21
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主旨

現在および将来の文化とその産業にとって、大学におけるアカデミズムと、そこに収まらない研究・批評・表現が果たすことができる役割とは、何なのか。大学をとりまく状況の急変のなかで、人文・社会系を学んで/学びつつ生きていくとは、どういうことなのか。大局的な未来像の提示と、具体的なキャリアパスの検討を往還しつつ討議する。

登壇者

  • 宇野常寛(評論家)
  • 大野光明(立命館大学/日本学術振興会特別研究員)
  • 千葉雅也(立命館大学大学院先端総合学術研究科 准教授)(司会者)
  • 西田亮介(立命館大学大学院先端総合学術研究科 特別招聘准教授)

開催概要

日時 2013年2月24日(日)14:30-18:30
場所 立命館大学 衣笠キャンパス 創思館カンファレンスルーム
参加条件 参加費無料・参加資格無し

プログラム

  • 14:30-14:50 あいさつ

    吉田寛(立命館大学大学院先端総合学術研究科 准教授)

  • 14:50-15:20 イントロダクション

    千葉雅也(立命館大学大学院先端総合学術研究科 准教授)

  • 15:20-16:20 プレゼンテーション

    西田亮介(立命館大学大学院先端総合学術研究科 特別招聘准教授)
    大野光明(立命館大学/日本学術振興会特別研究員)
    宇野常寛(評論家)

  • 16:20-16:40 休憩

  • 16:40-18:20 ディスカッション

    宇野常寛、大野光明、西田亮介、千葉雅也(司会)

  • 18:20-18:30 閉会のあいさつ

配信URL

USTREAM – チャンネル「r-sentan」

アクセス

本研究科アクセスマップページ

主催

立命館大学大学院先端総合学術研究科

お問い合わせ先

〒603-8577
京都市北区等持院北町56-1(創思館1F)
立命館大学大学院先端総合学術研究科 独立研究科事務室

TEL:075-465-8348

ライティング指導室(創思館307)

ライティング指導室について

 創思館307号室(内線:4590)は、先端総合学術研究科の「ライティング指導室」です。ここには平日13:00~18:00をオフィスアワーとして研究指導助手が常駐しており、主に以下の業務を行なっています。

  • 先端総合学術研究科主催のシンポジウム・研究会の企画・運営に関わる業務。
  • 『Core Ethics』(研究科紀要)の編集、研究科彙報の編集、研究科Webサイトの管理、院生プロジェクトの運営の支援など。

 これらの内容に関わる依頼・相談などがありましたら、お気軽にご来室ください。
 また、ライティング指導室では、以下のような研究上の補助を受けることができます。

博士論文の閲覧

博士論文書架写真

ライティング指導室には、先端研修了生の博士論文が配架されています。複写は出来ませんが、先端研の在籍院生と教員を対象に貸し出しを行なっております。詳細につきましては、研究指導助手(sentan01@st.ritsumei.ac.jp)までお問い合わせください。

図書の貸し出し

ライティング指導室:GP図書

 先端研所有の書籍が配架されています。下記の要領にて、貸し出し可能です。

  • 貸し出し冊数:1人10冊まで
  • 貸し出し期間:1ヶ月
  • 貸し出し対象者:立命館大学大学院先端総合学術研究科在籍者及び修了生
  • 貸し出し対象:「GP図書リスト」にある図書・寄贈図書

備品の貸し出し

 先端研では、ノートPCの貸し出しなど、院生の研究環境を向上させるためのサポートを行なっています。
 ノートPC(パナソニック「Let’s note」)は、院生の研究環境を向上させる目的で貸与を行なっています。ご利用の際は、研究指導助手までお問い合わせください。

貸し出し備品リスト

  • ノートPC(計12台)

    Let’s note S9

備品の貸し出しに関する注意点

  • 先着順での貸し出しとなりますので、確実に確保したい場合はお早めにご連絡ください。

『Core Ethics』・彙報などの配布

 本研究科紀要の『Core Ethics』と、研究科彙報(いずれも各年度発行)の配布を行なっています。一部、バックナンバーもあります。
 
 

室内風景

ライティング指導室風景01
ライティング指導室風景02
ライティング指導室風景03

西成彦: 2011年度 業績一覧

著書(共著・共編を含む)

2011.06.20 共著『越境する言の葉:日本比較文学会創立60周年記念論集』日本比較文学会編、彩流社、(「海外の日本文学:日本語文学の越境的な読みに向けて」141-148)
2011.09.30 単著『ターミナルライフ/終末期の風景』作品社、1-348.

翻訳

2011.08.05 イェジー・コシンスキ『ペインティッド・バード』(松籟社)1-275【英語から】
2011.10.15 クリーマン・阮・フェイ「翻訳とアジア・コスモポリタニズムの文化的消費――中国語圏における村上春樹」、『トランスレーション・スタディーズ』(みすず書房)佐藤=ロスベアグ・ナナ(編)、岡田清鷹と共訳、135-154. 【英語から】
2011.10.10 『チェスワフ・ミウォシュ詩集』(成文社)関口時正・沼野充義(編)、「夜明け」ほか7篇、121-142.【ポーランド語から】

その他、活字になったもの

2011.05.25 「「非国民」としての恥を越えて―大城立裕「ノロエステ鉄道」を読む」in『生存学』第4号(生活書院)、139-150.
2011.07.15 口頭発表採録「シンポジウム《植民地と女性》コメント」in『植民地文化研究』第10号、39-42.
2011.07.31 「解題」inイェジー・コシンスキ『ペインティッド・バード』(松籟社)298-305.
2011.10.15 「第二章・解説」in『トランスレーション・スタディーズ』(みすず書房)佐藤=ロスベアグ・ナナ(編)96-97.
2011.10.22 司会採録「秋季連続講座「グローバル・ヒストリーズ――国民国家から新たな共同性へ」第1シリーズ「トランスアトランティック/トランスパシフィック、第4回「カリブは周縁か:はじめに」(『立命館言語文化研究』23-2号)93-99.
2012.02.23 (書評)J・M・クッツェー『遅い男』鴻巣友希子訳、『週刊文春』2月23日号、118.
2012.03.30 (書評)秋草俊一郎『ナボコフ 訳すのは「私」/自己翻訳がひらくテクスト』、『比較文学』第五十四巻、180-183.
2012.03.31 (書評)大崎ふみ子『アイザック・B・シンガー研究』、『アメリカ文学研究』第48号、40-44.

講演ほか、話したこと

2011.04.20 熊本子どもの本研究会「動物と子ども」(講演)、於:熊本市立図書館   
2011.06.19 日本比較文学会全国大会(研究発表司会)A室、於:九州産業大学
2011.07.24 カリチュラル・タイフーンin神戸「故郷喪失者とその詩学についての考察」(パネル司会)および「メインパネル3:カウンター・ノスタルジア」(パネリスト)、於:神戸市海外移住と文化の交流センター
2011.07.30 日本比較文学会関西支部例会(研究発表司会)於:神戸大学
2011.09.17 日本比較文学会関西支部例会(研究発表司会)於:大手前大学
2011.10.07 国際言語文化研究所・秋季連続講座「グローバル・ヒストリーズ②歴史のなかの感覚変容」第1回:音声をめぐる感覚変容――《声》の政治史・《音》の社会史」(コーディネータ)於:末川記念会館
2011.11.11 国際言語文化研究所企画「『トランスレーション・スタディーズ』の刊行を記念して」(司会)、於:敬学館
2011.11.15 国際言語文化研究所「デーヴィッド・ダムロッシュ講演会:書物の終わり?――ポスト文学時代における文学研究1867/1967/2067」(司会)、於:末川記念会館
2011.11.26 日本比較文学会関西大会「植民地統治下の多言語状況と小説の一言語使用―呂赫若の「隣居」をめぐって―」(研究発表)於:大阪大学
2012.01.20 「先端研の9年間をふりかえって」(講演)於:神戸大学国際文化学部
2012.01.28 日本台湾学会第9回関西部会・研究大会〈文学分科会〉(評論者)、於:関西大学
2010.02.04 「グローバル化と翻訳者の役割」(講演)、於:大阪府立大学「グローバル移動と文化変容」研究会
2012.02.27 「ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)にみる日本の「心」 ~海そして津波~」(講演)、高槻市立真上公民館
2012.03.15 西スラヴ学研究会・研究発表会、第1パネル「移動の文学」(コメンテータ)於:北海道大学
2012.03.22 先端総合学術研究科・国際正義共生研究会・国際言語文化研究所主催「カタストロフィと正義」招待講演2(コメンテータ)、於:創思館カンファレンスルーム

主宰研究会活動

◆環カリブ文化研究会(国際言語文化研究所2011年度萌芽プロジェクト)
2011.10.08 第1回  発話者:吉田裕、浜邦彦
2012.03.09 第2回  発話者:大辻都、久野量一

院生プロジェクトへの「担当教員」としての参加

◆研究科内公募研究会(研究代表者:石田智恵)「アジアン・ディアスポラ研究会」
2011.(04.16) 06.20, 08.01, 10.17, 11.14, 11.19, 12.19, 2012. 01.20
◆生存学研究センター院生プロジェクト(研究代表者:西嶋一泰)「生存学と文学研究会」
2011.06.25, 10.06, 11.17

学会活動ほか

日本比較文学会理事、および関西支部幹事・庶務委員、ICLA(国際比較文学会)会員、日本台湾学会会員、植民地文化学会会員、宮沢賢治学会会員

海外出張

2012.01.07-15 フランス・パリ市およびフォール・ド・フランス市(大阪大学・圀府寺科研、および国際言語文化研究所・研究所重点予算)パリ・ポーランド図書館およびシェルシェル図書館にて資料調査・収集。

松原洋子: 2011年度 業績一覧

研究会等の関連企画

立命館グローバル・イノベーション研究機構(R-GIRO)研究プログラム「電子書籍普及に伴う読書バリアフリー化の総合的研究」(IRIS: Integrated Research of Accessible Ebooks: Interfaces & Services)として電流協「電子出版アクセシビリティ・シンポジウム」共催企画ほか。詳細:http://r-iris.jp/
国際ワークショップ“Art and Assistive Technology”,弘益大学(ソウル),2011年7月2~3日[障害者開発院および京畿道支援技術研究支援センター視察(2011年6月30日)を含む]
立命館大学大学院先端総合学術研究科公募プロジェクト「出生をめぐる倫理研究会」教員責任者
シネマで学ぶ「人間と社会の現在」シリーズ11「男のみち(未知・道)-等身大の表象」,立命館大学(社会連携課)・立命館大学生存学研究センター主催,(1)2012年1月14日(対談聞き手),2012年2月4日(司会),2012年3月10日(司会)[企画コーディネーター:バリアフリー上映およびデフムービー上映,モバイル遠隔情報保障システムの採用,ゲストアレンジ等企画全体の統括]

個人業績を含む研究社会活動

■論文等
松原洋子「妊娠と出産をめぐる医療の危機と社会」吉岡斉ほか編『新通史 日本の科学技術―世紀転換期の社会史1995年‐2011年〈第3巻〉』原書房,pp.442-453,2011年
松原洋子「シンポジウム開催趣旨」(特集2010年度シンポジウム報告:合成生物学・倫理・社会)『生物学史研究』(86): 43-44, 2012年
林真理,加藤和人,小林傳司,齊藤博英,米本昌平,松原洋子(司会)「パネルディスカッション」『生物学史研究』(86): 63-85, 2012年
ジェイムズ・パウダリー(聞き手:松原洋子,加藤有希子,訳:加藤有希子)「アイライター―これで,麻痺した人も,あなたの街で落書きできる」『生存学』5: 76-83,2012年
松原洋子「パウダリーインタビュー解題」『生存学』5:84-87,2012年

■報告
松原洋子「書籍デジタルデータ提供と読書障害学生支援-著作権法第37条第3項への対応と今後の課題」大学コンソーシアム京都・2011年度障害のある学生支援に関する担当者会議,京都市・キャンパスプラザ京都,2011年7月13日
松原洋子「リハビリテーションロボットをめぐる倫理的検討」神経・筋難病疾患の進行抑制治療効果を得るための新規医療機器,生体電位等で随意コントロールされた下肢装着型補助ロボットに関する治験準備研究班第1回班員会議,東京女子大,2011年8月11日
松原洋子「科学的用語としての『遺伝』・『遺伝子』の由来」京都大学人文科学研究所共同プロジェクト「生命知創成に向けたプラットフォームの構築」2011年9月8日
松原洋子「患者主導のライフサイエンス研究」(財)ヒューマンサイエンス振興財団研究資源委員会ヒヤリング,立命館大学,2011年12月16日
石川准(パネラー)・松原聡(コーディネーター・司会)・松原洋子(パネラー)ほか「パネルディスカッション 電子書籍におけるアクセシビリティの今後のあり方を考える」,「電子書籍アクセシビリティに関する出版社アンケートについて」,「電子出版アクセシビリティ・シンポジウム」(電流協主催, 東洋大学特別研究「電子書籍プラットフォーム分析」(tu-Rip)・立命館大学R-GIROプログラム「電子書籍普及に伴う読書バリアフリー化の総合的研究」(IRIS)共催,総務省後援),東京都千代田区・如水会館,2012年2月13日
IRIS出版社アンケート実施チーム(松原洋子・青木千帆子・植村要・山口翔)「電子書籍アクセシビリティに関する出版社アンケートについて」,「電子出版アクセシビリティ・シンポジウム」(電流協主催, 東洋大学特別研究「電子書籍プラットフォーム分析」(tu-Rip)・立命館大学R-GIROプログラム「電子書籍普及に伴う読書バリアフリー化の総合的研究」(IRIS)共催,総務省後援),東京都千代田区・如水会館,2012年2月13日

■学会活動
日本学術会議第22期連携会員(2011/10-)
日本科学史学会和文誌委員会委員長(2009/07-)
日本生命倫理学会企画委員(2009-)
日本科学史学会生物学史分科会『生物学史研究』編集委員(2006/12-)

小泉義之: 2011年度 業績一覧

著書

・『脱原発「異論」』(作品社、市田良彦他との共著)211p.

論文

・「出来事の時――資本主義+電力+善意のナショナリズムに対して」河出書房新社編集部編『思想としての3・11』(河出書房新社))pp. 121-130
・「傷の感覚、肉の感覚――その後は、叫ぶ人はもういなくなるだろう。耳に栓をする人もいなくなるだろう。(サルトル)」『現代思想』Vol. 39-11(8月号)pp. 135-147
・「田辺元のコミュニズム」『思想』No. 1053(2012年1月号)pp. 184-196
・「身体――結核の歴史から」香川知晶・樫則章編『生命倫理の基本概念』(丸善出版)
・「経済の起源における債権債務関係の優越的地位――『道徳の系譜』と『通貨論』」『現代思想』Vol. 40-2(2月号)pp. 210-217
・「国家の眼としての貧困調査」天田城介・村上潔・山本崇記編『差異の繋争点』(ハーベスト社)pp. 241-265

その他

・座談会「ドゥルーズ哲学をエピステモロジーとして読む」『VOL』5号、pp. 255-274
・書評「長野まゆみ『デカルコマニア』」『新潮』7月号、pp. 304-305
・インタビュー「福祉社会の桎梏――病苦がなくなることを普通に欲望できる社会へ」『談』no. 92, pp. 61-84
・「解説――新装版にあたって」『方法序説』(小場瀬卓三訳、角川ソフィア文庫)pp. 167-170