『メディアデバイスから 開く/閉じる パートナーシップ――ソーシャルメディア・ハラスメント・大学』

企画概要

 近年、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)をはじめとするソーシャルメディアの普及により、学習・研究の環境はもちろんのこと、学生・研究者相互のコミュニケーションのあり方も大きく様変わりしつつある。そうした新たな情報通信技術(ICT)環境下で、学生同士の日常的コミュニケーション、あるいは教員と学生の関係に、これまでになかった ような問題も生じている。ICTに媒介されたハラスメント事件なども日々報道されており、われわれ大学関係者も無縁ではいられない。
 そこで本企画では、メディア論がご専門の飯田豊先生をお招きし、本学の学生を対象に実施したLINE利用実態の調査結果などを踏まえて、一連の問題とその向き合い方について共に考える場としたい。


『メディアデバイスから 開く/閉じる パートナーシップ――ソーシャルメディア・ハラスメント・大学』

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開催日時・場所

日時:2015年2月17日(火)16:00-18:00
場所:立命館大学衣笠キャンパス創思館4階401-402
アクセス: http://www.ritsumei.jp/accessmap/accessmap_kinugasa_j.html

【プログラム】 
16:00-16:10 趣旨説明 吉田寛
16:10-17:00 講演 飯田豊
17:00-17:10 休憩
17:10-18:00 全体ディスカッション

プログラム終了後に懇親会を予定

台湾研究会

院生代表者

  • 時 嘉賓

教員責任者

  • 井上 彰

企画目的・実施計画

 先生の方々は「台湾」のことをよくご存じですか?嘗て「フォルモサ(麗しの島)」と呼ばれるこの小さな島は400年に近い激動の歴史を持っています。特にグローバル化が激しく進む現在、台湾という政治実体を国際社会から孤立することはすでにできなくなったし、「台湾」を研究する際、常に国際的な視点を持たないと島内に変わり続ける現象を理解することは難しいと思います。だが、台湾研究という分野自体がとても若く、しかもほとんどは政治・経済・外交といった三つの方面に集中しており、それ以外の課題に関して研究活動を行なっている研究者たちはいつも孤独を感じています。もしお互いに話し合える場所があるとしたら、きっとより全面的に台湾を認識することが可能ではないでしょうか。さらに、大陸出身者である私にとって、直接に台湾人と交流する機会は非常に貴重で、両岸の関係を円滑に維持するために、うまくコミュニケーションをとるのが第一歩だと言われるように、この「台湾研究会」に含まれた意義が絶大だと言っても良いだろう。要するに、相手の声をきちんと聞き、それぞれの研究テーマの枠を超えて、中国大陸と台湾といった異なる立場から「心平気和(心を平らに、気を和らげる)」でフォルモサの美しさを語り、400年の歳月に潜む喜怒哀楽を味わうことは最大の目的です。

構成メンバー

  • 時 嘉賓(先端総合学術研究科公共領域2013年度入学)
  • 陳 昇延(国際関係研究科(前期) Global Cooperation Program)
  • 王 馨敏(国際関係研究科(前期) Global Cooperation Program)
  • 任 慕(国際関係研究科(後期) Global Cooperation Program)
コンテンツ文化研究会

院生代表者

  • 彭 莱

教員責任者

  • 吉田 寛

企画目的・実施計画

 本研究会の目的は、ゲーム、映画・映像、マンガ、アニメなどコンテンツ分野に関する歴史・変遷・現状を巡って、特にグローバルな視点から、既存のコンテンツや視覚文化に対する理解を深めながら、将来性を検討することである。
 本研究会においては、個々分野の分析だけではなく、多数のコンテンツを横断的に概括し、今後コンテンツや視覚文化における研究の方向と課題の提出を試みる。また、申請者共はこの研究会を媒介として、各分野に関心を持つメンバーの交流・支援のためのネットワークの基礎を構築する。

構成メンバー

  • モリ カイネイ(先端総合学術研究科共生領域2009年度入学)
  • 川崎 寧生(先端総合学術研究科表象領域2009年度入学)
  • ホウ ライ(代表者)(先端総合学術研究科表象領域2010年度入学)
  • リョウ ウキ(研究分担者)(先端総合学術研究科生命領域2012年度入学)
  • ラン ブンセイ(先端総合学術研究科生命領域2013年度入学)
メディアからの発信 2014年度
  • 千葉雅也准教授の著書『動きすぎてはいけない――ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』(河出書房新社、2013年)が、『表象09――音と聴取のアルケオロジー』の書評に取り上げられました(評者:江川隆男〔立教大学教授](2015/03))
  • 西成彦教授の著書『バイリンガルな夢と憂鬱』(人文書院、2014年)の書評が、『毎日新聞』書評欄に掲載されました(評者:池澤夏樹〔作家〕(2015/01/11))
  • 本研究科修了生、大野光明さんの著書『沖縄闘争の時代1960/70』(人文書院、2014)の書評が毎日新聞(11/16書評欄)に掲載されました。
  • 千葉雅也准教授の著書『別のしかたで ツイッター哲学』の書評が、『週刊読書人』に掲載されました(評者:佐々木敦〔批評家〕(2014/09/26))。→リンク
  • 千葉雅也准教授が著書『別のしかたで ツイッター哲学』の出版に関連して『朝日新聞』の「著者に会いたい」欄に掲載されました(「「仮の輪郭」を選び取る」(2014/7/27))。→リンク
  • 修了生、元研究指導助手・永田貴聖(現・本学専門研究員)さんの著書『トランスナショナル・フィリピン人の民族誌』が『東南アジア―歴史と文化』43号(東南アジア学会 山川出版社刊行)に石井正子准教授(大阪大学大学院人間科学研究科)による新刊書紹介として掲載されました。リンク(amazon)→リンク
    永田さんの著書はこれまでにもいくつかの学術誌(『文化人類学』ほか)に書評として掲載されています。→リンク
  • 立岩真也教授の著書『造反有理――精神医療現代史へ』の書評が、『北海道新聞』に掲載されました(評者:石原孝二〔東京大学大学院准教授〕「資料で示す「停滞」の背景」(2014/01/26))。→リンク
  • 本研究科修了生の川口有美子さんが藤原書店主催の第9回「河上肇賞」の奨励賞を受賞しました!→リンク
「踏みとどまる思考――『動きすぎてはいけない』を読む」

企画概要

 立命館大学大学院先端総合学術研究科では、「踏みとどまる思考――『動きすぎてはいけない』を読む」と題して、千葉雅也氏の著書『動きすぎてはいけない:ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』の書評ワークショップを開催いたします。コメンテーターとして、分析哲学をご専門とする山口尚氏(京都大学非常勤講師)をお迎えいたします。
 予約不要、参加無料、学外の方も御参加いただけますので、ぜひお越しください。

開催日時・場所

  • 日時:1月31日(土)14:00~
    場所:立命館大学衣笠キャンパス創思館303・304号室
    内容:

    14:00~14:50 山口氏によるコメント「非意味の意味の可能性――『動きすぎてはいけない』への応答」
    15:00~15:50 千葉氏からの応答「意味をもちすぎない切断」
    (千葉氏と山口氏の対談形式)
    16:00~16:50 全体討議

  • 主催
    立命館大学大学院先端総合学術研究科