AIの芸術制作と「人間性」――AIによって「人間」は変わるのか?

AIの芸術制作と「人間性」――AIによって「人間」は変わるのか?”

日時

2020年1月25日(土)14:00~17:30(予定) 

会場

立命館大学 創思館 カンファレンスルーム
立命館大学衣笠キャンパスマップ(30番の建物)

企画趣旨

 現在、AIが社会に取り入れられていく中で、AIと人間との関係をどう考えるのかが議論されている。その議論は、AIの進出により社会が効率化されるという楽観論から、人間の存在価値が低くなってしまうといった悲観論まで、数多くされている。
 こうした議論の中で見逃されているのが、AIを駆動させているのは結局のところ人間であるということである。なぜ、そうしたことを確認しなければならないのか。それは、それまでの議論がAIとそれを受容する人間との関係にのみに注目していたからである。
 そこでこのシンポジウムでは、AIと人間との関係性からより視点を広げ、AIを駆動する人間とそれを受容する人間の関係に注目する。
 それによって、どのような点を展望として示すことができるだろうか。それはおそらく、駆動する人間と受容する人間における「人間性(ヒューマニティー)」というものの変化という点にあるだろう。では、それをAIによるどのような制作によって提示することができるだろうか。それは、芸術制作にあるだろう。なぜか。それは芸術制作が、基本的に人間によるものであることが前提とされているからである。
 このシンポジウムでは、AIによる芸術制作が「人間性」というものを制作者や鑑賞者に再考をどのように促すものなのかを考えたい。

プログラム

趣旨説明
西澤忠志(立命館大学大学院)
招聘講師の講演
中ザワヒデキ(美術家 人工知能美学芸術研究会)「人工知能が真に鑑賞し創作し、人間の美学と芸術が変貌する」
谷口忠大(立命館大学 情報理工学部教授)「記号創発ロボティクスによる人間と表象の理解」
ディスカッション
中ザワヒデキ
谷口忠大
司会・コメント 千葉雅也(立命館大学 先端総合学術研究科准教授)

2020年1月11日(土)渡辺公三先生のご業績をふり返る会

渡辺公三先生のご業績をふり返る会

日時

2020年1月11日(土)13:00~17:30

会場

立命館大学 衣笠キャンパス 創思館4F 403・404
立命館大学衣笠キャンパスマップ(30番の建物)

主催:

立命館大学大学院先端総合学術研究科

企画趣旨

先端総合学術研究科の初代研究科長を務められた渡辺公三氏が一昨年の12月16日に68歳という若さでお亡くなりになりました。この間、早すぎる遺作となった『身体・歴史・人類学Ⅲ 批判的人類学のために』(言叢社)をはじめ、『(増補)闘うレヴィ=ストロース』(平凡社)、訳書として『人種と歴史』(みすず書房)、『仮面の道』(筑摩書房)、『われらみな食人種』(創元社)が刊行されております。
これを受けて、渡辺公三氏の学術的な業績とその意義について検討する目的で、先端研では来年1月11日(土)に「渡辺公三先生のご業績をふり返る会」を開催いたします。
講師として真島一郎先生(東京外国語大学)と小田亮先生(首都大学東京)にお話いただき、その後、修了生によるスピーチを予定しております。
終了後は会場内にて食事会を用意しております

参加

・無料(懇親会のみ会費3000円/学生1000円)

プログラム

13:00-13:20 開会挨拶 小泉義之(先端総合学術研究科研究科長)、松原洋子(本学副総長)
13:20-14:20 講演①
真島一郎「「闘い」の方法をたどる感性――渡辺公三訳『人種と歴史』刊行に寄せて」
14:20-14:40 休憩
14:40-15:40 講演②
小田亮「渡辺公三さんによるレヴィ・ストロース(仮)」
15:40-16:00 休憩
16:00-17:30   修了生によるスピーチ
17:30 閉会挨拶
18:00-20:00 立食パーティ(創思館401・402)

お問い合わせ

立命館大学先端総合学術研究科ライティング指導室
研究指導助手 sentan01@gmail.com
075-466-3026(直通)
世話人(田中壮泰・冨田敬大)