Core Ethics vol.19

立命館大学大学院先端総合学術研究科
『Core Ethics』Vol.19 2023年

コアエシックス19号_表紙

目次 PDF<157KB>
奥付 PDF<46KB>


論文

原民喜の「小説」論
―「新しい人間」が生み出す「言葉」をめぐって―
後山 剛毅 p.1
PDF<439KB>

情動を表現する切り口としての「エモい」
―共感の氾濫するソーシャルメディアで―
浦野 智佳 p.13
PDF<522KB>

今村太平と「音画的原形質」
―アニメーションにおける「原形質論」の感覚横断性の再検討―
王  琼海 p.25
PDF< 1MB>

ルイス・キャロルの『アリス』シリーズにおける狂気の表現
⻆田 あさな p.37
PDF<39KB>

R・ローティの「残酷さ」の限界と可能性
川﨑 雅貴 p.49
PDF<388KB>

「軽減労働同一賃金」を障害者雇用において可能にする条件
―障害のある教員の事例を通しての異別処遇・同等待遇の検討―
栗川  治 p.61
PDF<396KB>

脳性小児麻痺に治療として行われた大脳半球剔除術
小井戸 恵子 p.73
PDF<878KB>

産後子どもをかわいいと思えなかった母親が子どもとの間に形成する絆
―自閉スペクトラム症のある女性の語りから―
小林 孝子 p.85
PDF<352KB>

明治末期の戯曲と歌舞伎における淀君表象の変容
―坪内逍遥と五代目中村歌右衛門を中心に―
嶋津 麻穂 p.99
PDF<393KB>

看護師の職業規範と裁量性に関する一考察
長田 律子 p.111
PDF<344KB>

フィクション映画における「驚き」効果の生成方法について
―伏線構造の観点からの検証―
西川 秀伸 p.123
PDF<325KB>

発達障害者の母親に見るケア責任の変化
―原因責任から結果責任へ―
西岡 知香 p.135
PDF<399KB>

きょうだいであり続けるための家族実践
―障害者家族における成人期きょうだいの生活史から―
藤井  梓 p.149
PDF<394KB>

母子生活支援施設における母親規範の正当化プロセス
―入居者の交際をめぐって―
平安名 萌恵 p.163
PDF<476KB>

盲学校における学生運動の様相
―東京教育大学附属盲学校における事例の再検討―
山口 和紀 p.177
PDF<476KB>


批評

怪物と戦う者にならないために
―書評: David Livingstone Smith, 2021, Making Monsters: The Uncanny Power of Dehumanization. Cambridge: Harvard University Press.―
伊藤 京平 p.191
PDF<396KB>

書評:Sexuality, Disability, and Aging: Queer Temporalities of the Phallus (セクシュアリティ、ディスアビリティとエイジング ―ファルスのクィアな時間)
Jane Gallop 著、Duke University Press、2019 年、137 ページ
欧陽 珊珊 p.193
PDF<229KB>

2021年度博士論文・博士予備論文構想発表会

2021年度 博士論文/博士予備論文構想発表会

先端研では、博士予備論文(修士論文に相当)・博士論文の構想発表会を行なっています。
構想発表会は、プロジェクト型教育・学際的研究を推進する先端研ならではの、多様な関心をもつ院生・教員・研究者らが集う貴重な機会です。ぜひこの場に参加して、先端研の魅力を体感してみてください。

2021年度 秋学期 博士論文/博士予備論文構想発表会
論題・スケジュール

2022年2月9日(水)

開催概要
日時:2022年2月9日(水)
会場:Zoom

  • 11:40~12:30 <博士>(表象)「原民喜と原爆体験の記憶――人間と言語」
  • 13:30~14:20 <博士>(生命)「視覚に障がのある女性が子どもを妊り産み育てる経験」
  • 14:30~15:20 <博士>(生命)「生/死をめぐる意思決定の倫理」
  • 15:30~16:20 <博士>(生命)「戦後における児童問題の変容と心理学的技法の導入――大阪市の児童保護政策を中心に」
  • 16:30~17:20 <博士>(公共)「知的障害者向け投票支援の展開――新しい権利保障として」

2021年10月5日(火)

開催概要
日時:2021年10月5日(火)
会場:Zoom

  • 13:00~13:50 <博士>(公共)「障害者リーダー育成の実績と展望」

2021年度 春学期 博士論文/博士予備論文構想発表会
論題・スケジュール

開催概要
日時:2021年7月17日(土)~7月18日(月)
会場:立命館大学 衣笠キャンパス 創思館カンファレンスルーム

2021年7月17日(土)

  • 10:00~10:35 <予備>(公共)「女性刑事施設の処理実践とジェンダー規範――雑誌記事の分析をもとに」
  • 10:35~11:10 <予備>(公共)「漁村女性の役割と生活実践――漁師の「ヨメ」生活史より――」
  • 11:20~11:55 <予備>(表象)「「エモい」という評価軸――代入可能な主体の経験」
  • 11:55~12:30 <予備>(表象)「ゲームにおける持続についての試論」
  • 13:30~14:05 <予備>(公共)「売られた女性の生活実践――現代中国「新婦仔」(シンプア)の生活史から」
  • 14:05~14:55 <博士>(公共)「「薬物依存の親」となる体験――「言いづらさ」を抱えた人たちの語りから――」
  • 15:05~15:40 <予備>(公共)「慢性疼痛者とその介助者らの困難について」
  • 15:40~16:15 <予備>(公共)「発達障碍者支援における「母親役割」と自己責任論」
  • 16:25~17:15 <博士>(公共)「戦後の国立結核療養所の病床転換について――復興から高度経済成長期の終焉まで――」
  • 17:25~18:15 <博士>(生命)「戦後における心理学的技法の導入が子どもの行動様式に与える影響に関する研究――大阪市の児童保護政策の動向を中心に」

2021年7月18日(日)