2017年度立命館大学大学院先端総合学術研究科パートナーシップ委員会企画

2017年度立命館大学大学院先端総合学術研究科パートナーシップ委員会企画

いかにアカデミズムの未来を守るか
――大学の自治と大学院の多様性


2017年度パートナーシップ委員会企画ポスター

※クリックでPDFファイルダウンロード

日時 2018年1月20日(土)15:00~17:30 (開場14:30)
場所 立命館大学 衣笠キャンパス 平井嘉一郎記念図書館 1F カンファレンスルーム 会場が変更になりました
http://www.ritsumei.jp/campusmap/map_kinugasa_j.html)
参加無料・事前申込不要
プログラム

第一部 
 15:00-15:15 主催団体紹介及び開催趣旨説明
 15:15-16:00 講演
 石原俊(明治学院大学社会学部教授)
 「いかにアカデミズムの未来を守るか
  ―─大学の自治と大学院の多様性」
 New!講演抄録

第二部
 16:10-16:45 鼎談
 【登壇者】
 石原俊(明治学院大学社会学部教授)
 岸政彦(立命館大学先端総合学術研究科教授)
 小川さやか(立命館大学先端総合学術研究科准教授)
 New!鼎談抄録

第三部
 16:55-17:30 ディスカッション・質疑応答

主催 立命館大学大学院先端総合学術研究科パートナーシップ委員会
お問い合わせ:lt0509rp[at]ed.ritsumei.ac.jp ([at]をアットマークに変えてください)

※ 当日の会場で配慮やサポートを必要とされる方は、開催の3日前までにメールでご相談ください。

東アジア・メディアデザイン研究会 ワークショップ Open Workshop Media Design in East Asia


Media_Design-Workshop_20181214プログラム

※クリックでPDFファイルダウンロード

日時・場所

日時:2018年12月14日(金)13:00〜18:00
場所:立命館大学衣笠キャンパス 究論館カンファレンスルームB・C

使用言語:英語

Program プログラム

  • 13:00- Part I Presentation 研究報告
    Moderator: Xian Zhang 張 憲(表象領域5回生)

    13:10-13:40
    Junyi Li 李 君宜(表象領域1回生)
    ”The History of Wuxia Game”

    13:40-14:10
    Taeko Edaki 枝木 妙子(表象領域5回生)
    ”The Fashion of MONPE as Emergency Clothes”

    14:10-14:40
    Xian Zhang 張 憲
    ”Overview of the Yangjiabu New Year Poster”

  • 14:40-15:00 Coffee Break

  • 15:00- Part II Invited Lecture 招待講演
    Guest Commentator: Prof. Yusuke Misu 三須祐介(立命館大学文学部准教授)
    Moderator: Prof. Yumi Kim Takenaka 竹中悠美(表象領域教授)

    15:00-17:00
    Prof. Yiping Zhang 張 宜平 (Professor of Brand Academy,
    Hochschule für Design und Kommunikation, University of Applied Sciences/浙江万里学院中德设计与传播学院院長)
    “Brave New World – the aesthetical and ethical dilemma of digital design”

    17:00-17:30 Discussion

    17:30 Closing

主催

先端研院生プロジェクト「東アジア・メディアデザイン研究会」
+アジア日本研究推進プログラム「『アジア芸術学』の創成」

かわいいはベトナム!──かわいいから探るベトナムのこれまでとこれから

公開研究会
「かわいいはベトナム!──かわいいから探るベトナムのこれまでとこれから」

日時・場所

  • 日時:2018年12月5日(水) 18:30開場 19:00開始
  • 場所:MTRL京都(マテリアル京都)
     〒600-8119 京都府京都市下京区本塩竈町554

    入場料:無料
    定員:30名(登録優先制)

     登録フォーム→ https://goo.gl/forms/2L9jhiBugaCInDQo2

スピーカー

  • ジェニー・チャン・レ(映画「The Rebel 反逆者」「ホイにおまかせ」プロデューサー)
  • トミザワ ユキ(料理研究家)
  • 西澤智子(写真家)

開催概要

ベトナム料理やベトナム雑貨にどこかしら「かわいい…」と感じたことはありませんか?急速に経済発展が進むベトナムはゼロ年代のベトナム雑貨ブームの頃からさらに新しい時代へと変わりつつあります。それでは、かつて私たちが感じていた「レトロかわいい」ベトナムはどのような「新しいかわいい」時代へと変化しつつあるのでしょうか?このイベントではプロフェッショナルなゲストと一緒に「映画」「食」「雑貨」の具体的な事例を紹介しながらディスカッションを進めていきます。
海外からのゲストには日本でも公開された「The Rebel 反逆者」「CLASH クラッシュ」などの制作に関わっている映画プロデューサーのJenni Trang Leさんを、国内からのゲストには今年8月に出版された「ベトナム行ったらこれ食べよう! 地元っ子、旅のリピーターに聞きました。」(誠文堂新光社)の著者である料理家のトミザワ・ユキさん、写真家の西澤智子さんのおふたりをお招きします。
アジア・ベトナムを研究対象とする方からまずはベトナムに行ってみたい方まで ― 参加されるみなさんにとって楽しくさらにちょっと勉強になる、そんな「学術的」なイベントを目指しています。

主催

立命館大学大学院 先端総合学術研究科 院生プロジェクト「ディアスポラの文化経済活動実践としてのグローバルシネマ研究会」(研究代表:権藤千恵)

鼎談 岸政彦×小川さやか×松尾匡 「楽しい反緊縮──借金返さナイト」

2018年度大学院ウィーク企画
2018年度大学院ウィーク企画として、下記のイベントを開催いたします。
多数のご来場をお待ちしております。

立命館大学大学院先端総合学術研究科紹介の集い in 京都

鼎談 岸政彦×小川さやか×松尾匡 「楽しい反緊縮──借金返さナイト」

岸政彦
小川さやか
松尾匡(立命館大学経済学部教授)


日時・場所

2018年11月30日(金) 18:30開場 19:00〜21:00
会場:マテリアル京都(京都市下京区富小路五条下ル)

◆一般公開◆ 入場無料・予約制(定員50名)
ビールorドリンク有り(別途料金)

いまこの社会に吹き荒れる「緊縮文化」。とにかく予算がないんです!税金が足りないんです!お金がないんです!……ほんとうにそうなのか。私たちはもっと、自由に、のびのびと暮らすことはできないのか。「緊縮文化」の正体を、経済学・人類学・社会学の視点から暴きだす、「今日を生きる」ためのトークイベント!

ご予約・お問い合わせ

ご予約をご希望の方は、お名前・人数・ご連絡先を記入の上こちらのメールアドレスまでご連絡ください。

sentan01(at)st.ritsumei.ac.jp
*送信時は(at)を半角の@に置き換えて入力してください。

 *本イベントは申込数上限に達しましたので、
  予約を締切ました。ご了承ください。
 

2018年度大学院ウィーク関連企画

2018年度 先端総合学術研究科大学院ウィーク

先端研では大学院ウィークに合わせていくつかの企画を開催します。こちらへの参加は事前申し込みせずにお気軽にご参加ください。先端研の多様な研究の一端を垣間見ることができるよい機会になるのではないでしょうか。

先端総合学術研究科入試説明会日程

先端研の大学院ウィーク企画フライヤー[pdf]
 

大学院ウィーク企画

  • 2018年11月11日(日) 14:00-17:00、ステーションコンファレンス東京4F
    立命館大学大学院先端総合学術研究科紹介の集い in 東京
    「勉強する、研究する
    ―立岩真也と千葉雅也における「読み書きそろばん」―」

    予約制・参加費無料  
    *終了しました*

    ※会場人数制限があるため要予約です。
     ご予約期間:2018年11月2日(金)9:00~11月7日(水)13:00

  • 2018年11月30日(金)19:00-21:00、マテリアル京都
    立命館大学大学院先端総合学術研究科紹介の集い in 京都
    鼎談 岸政彦×小川さやか×松尾匡
    「楽しい反緊縮──借金返さナイト」

    予約制(50名)・入場無料 *ビールorドリンク有(別途料金)
  • *終了しました。 

    ご予約・お問い合わせ
    ご予約をご希望の方は、お名前・人数・ご連絡先を記入の上こちらのメールアドレスまでご連絡ください。
    sentan01(at)st.ritsumei.ac.jp
    *送信時は(at)を半角の@に置き換えて入力してください。
    *終了しました。 


 

大学院ウィーク中の見学可能な授業一覧

*これらの授業はすべて、本学学生以外の参加も可能です。事前申込み不要ですので、お気軽にご参加ください。

  • 11/12(月)
    3時限目 生命論史        小泉 SO(旧・創思館)411
    4時限目 応用講読演習Ⅱ     美馬 SO412
    5時限目 公共論Ⅱ       美馬 SO412
  • 11/13(火)
    2時限目 応用講読演習Ⅷ 竹中 SO412
    5時限目 アカデミックライティングⅣ 吉田v SO412
  • 11/14(水)
    2時限目 応用講読演習Ⅶ 千葉 SO412
    5時限目 応用講読演習Ⅴ 西 SO411
    7時限目 公共論Ⅰ 岸 SO411
  • 11/15(木)
    3時限目 共生論Ⅱ デュムシェル SO406
    4時限目 アカデミックライティングⅢ デュムシェル SO406
    4時限目 特殊講義Ⅳ 吉田 SO412
  • 11/16(金)
    4時限目 応用講読演習Ⅰ 立岩 SO411
    5時限目 特殊講義Ⅳ 立岩 SO411
    6時限目 特殊講義Ⅳ 立岩 SO411
    *立岩先生担当の科目は隔週の可能性があるので、別途事務室まで問い合わせてください。
  • 11/19(月)
    3時限目 生命論史        小泉 SO(旧・創思館)411
    4時限目 応用講読演習Ⅱ     美馬 SO412
    5時限目 公共論Ⅱ       美馬 SO412
  • 11/20(火)
    2時限目 応用講読演習Ⅷ 竹中 SO412
    5時限目 アカデミックライティングⅣ 吉田v SO412
  • 11/21(水)
    2時限目 応用講読演習Ⅶ 千葉 SO412
    5時限目 応用講読演習Ⅴ 西 SO411
    7時限目 公共論Ⅰ 岸 SO411
  • 11/22(木)
    3時限目 共生論Ⅱ デュムシェル SO406
    4時限目 アカデミックライティングⅢ デュムシェル SO406
    4時限目 特殊講義Ⅳ 吉田 SO412
  • 11/23(金)
    4時限目 応用講読演習Ⅰ 立岩 SO411
    5時限目 特殊講義Ⅳ 立岩 SO411
    6時限目 特殊講義Ⅳ 立岩 SO411
    *立岩先生担当の科目は隔週の可能性があるので、別途事務室まで問い合わせてください。




「勉強する、研究する―立岩真也と千葉雅也における「読み書きそろばん」」

2018年度大学院ウィーク企画
2018年度大学院ウィーク企画として、下記のイベントを開催いたします。
多数のご来場をお待ちしております。

立命館大学大学院先端総合学術研究科紹介の集い in 東京

「勉強する、研究する―立岩真也と千葉雅也における「読み書きそろばん」」

立岩真也(社会学/障害学)
千葉雅也(哲学/表象文化論)
小泉義之(哲学/倫理学)*司会

日時・場所

2018年11月11日(日) 14:00-17:00
会場:ステーションコンファレンス東京(サピアタワー)4F(JR東京駅日本橋口直結)

◆一般公開◆ 参加無料、予約制 予約制に変更になりました 

※会場人数制限があるため要予約です。
 ご予約期間:2018年11月2日(金)9:00~11月7日(水)13:00

*本企画の事前申込は締切ました。現在参加に関するお問合せはお受けできません。また、当日参加もお受けすることができません。大変申し訳ありませんがご了承ください。 

開催趣旨

研究するとは、読み、書き、計算すること。しかし、読んで書いて計算すれば、研究になるかと言われれば、そうでもない。しかし、研究用に、読んで書いて計算すれば足りるかと言われれば、そうでもない。では、読み書き計算の何が、研究かそうではないかを決める? そして、読み書き計算の先には何がある? ─── 第一線の研究者が何を行い、そして何者になったのか(なるのか)を験しに語ってみます。

ご予約・お問い合わせ

ご予約をご希望の方は、お名前・人数・ご連絡先を記入のうえ、こちらのメールアドレスまでご連絡ください。

sentan01(at)st.ritsumei.ac.jp
*送信時は(at)を半角の@に置き換えて入力してください。

「音楽と社会」研究会(2018年度)

院生代表者

  • 奥坊由起子

教員責任者

  • 吉田寛

企画目的・実施計画

  本研究会の目的は、音楽と社会の相関に着目し、音楽学のみならず歴史学や社会学、人類学等の知見を参照しながら音楽・文化研究が行えるよう、必要な知識、方法論を参加メンバー間の議論から身に付けることであった。音楽研究において、対象となる作曲家や作品を社会とのかかわりの中で考察することは今や当然のこととなり、様々な学問分野を融合する視点をもって研究を進めることが必要となっている。本研究会はこうした近年の研究の動向を踏まえ、参加メンバー各自の研究における視野を広げることに主眼をおき活動を行った。また、企画を開催するにあたり計画立案や連絡調整等を行い、研究遂行能力を高めることも目的の一つである。
 今年度は、昨年度までの活動をふまえ、音楽活動の土壌としての地理的空間や都市という観点から音楽文化の営みを検討するために、1)基礎となる文献(音楽社会学、人文地理学、歴史学等)の講読、2)都市(空間)と音楽をテーマにしたシンポジウムの開催、を行った。また、これまでの経験をふまえ、研究会参加者の研究発表会を公開で開催した。

活動内容

1)基礎となる文献の講読
春学期に4回、秋学期に3回に分けて、次の文献をメンバーで講読し議論した。①イーフー・トゥアン『空間の経験』(ちくま学芸文庫、1993)、②アラン・コルバン『音の風景』(藤原書店、1997)、③エドワード・ソジャ『ポストモダン地理学』(青土社、2003)、④キース・ニーガス『ポピュラー音楽理論入門』(水声社、2004)、⑤ピエール・ブルデュー『実践理性:行動の理論について』(藤原書店、2007)、⑥齋藤桂『1933年を聴く:戦前日本の音風景』(NTT出版、2017)、⑦安田昌弘「ヒップホップ、近代、ストリート:パリおよび東京のヒップホップシーンに関する一考察」(『ExMusica』4巻、2001)、⑧安田昌弘「ポピュラー音楽に見るグローバルとローカルの結節点」(東谷護編『ポピュラー音楽へのまなざし:売る・読む・楽しむ』、勁草書房、2003)、⑨池田真利子「文化的占拠の葛藤と都市変容における自由空間としての役割:旧東ベルリン地区タヘレスを事例として」(『地理学評論』87巻3号、2014)。

2)シンポジウムの開催
 2019年1月19日(土)に「都市と芸術のダイナミズム」と題するシンポジウムを開催した。基調講演は、①安田昌弘氏(京都精華大学)「音楽と空間の相互作用について」、②池田真利子氏(日本学術振興会特別研究員PD(東京学芸大学))「ポスト・ウォール期のベルリンの占拠運動と場所の生成-東ベルリンの芸術とテクノ音楽の文化的実践に注目して-」、③齋藤桂氏(京都市立芸術大学)「1930年代日本の都市と音」であり、基調講演の後、来場者を交えて総合討論を行った。なお、参加者は研究会メンバーを含めて約30名であった。
本シンポジウムでは、①ある都市が持つ政治・経済、あるいは歴史的な背景が、芸術/音の体験とどのような関係を築くか、②芸術を生み出し、受容する都市内外の人々の実践が、いかにして文化的・感性的な場の意味を(再)創造するか、③(再)創造された文化的・感性的な場の意味は、都市の形成や変容に関与するのか、という点を中心に議論を深めることができた。

3)研究発表会の開催
 2019年2月17日(日)に「研究フォーラム」と題して、研究会に参加する院生の研究発表会を開催した。研究発表は、①原塁(京都大学大学院)「楽曲分析を分析する――「アンフォルメル音楽」の解釈学に向けて」、②山口隆太郎(表象領域)「アルフレッド・シュッツの音楽論における共同性」、③土田まどか(東京大学大学院)「バリ島“デフ・ヴィレッジ”におけるろう者の芸能参加とアイデンティティ」、④吉田瞳(京都大学大学院)「ドイツ中世都市の音と公共」、⑤牧野広樹(京都大学大学院)「青年音楽運動と音響メディア」、⑥中辻柚珠(京都大学大学院)「世紀転換期プラハ美術界のナショナリズムへの応答」、⑦奥坊由起子(表象領域)「エルガーの音楽は何を語る役割を担ったか?――戦間期の公式行事にみる帝国主義から」であった。その後、来場者を含めた総合討論を行った。なお、参加者は発表者を含めて約25名であった。
 本研究発表会では、様々な分野の研究動向を知ることができ、文化研究の幅広さを再認識することができた。また、来場者を含めた総合討論で、各自の研究課題を深めることができた。

  • 「音楽と社会」研究会 研究フォーラム
  • 日時:2019年2月17日(日) 12:00~17:45

    場所:立命館大学衣笠キャンパス学而館312教室
    アクセス
    キャンパスマップ

    【内容】

    ☆ 研究発表 12:00~15:45 
     *発表題目は変更となる場合があります

    原塁(京都大学大学院/音楽学)
    「楽曲分析を分析する――「アンフォルメル音楽」の解釈学に向けて」

    山口隆太郎(立命館大学大学院/音楽哲学)
    「アルフレッド・シュッツの音楽論における共同性」

    土田まどか(東京大学大学院/文化人類学)
    「バリ島“デフ・ヴィレッジ”におけるろう者の芸能参加とアイデンティティ」

    吉田瞳(京都大学大学院/中世ドイツ史)
    「ドイツ中世都市の音と公共」

    牧野広樹(京都大学大学院/ドイツ文化史)
    「青年音楽運動と音響メディア」

    中辻柚珠(京都大学大学院/近代チェコ・ナショナリズム史)
    「世紀転換期プラハ美術界のナショナリズムへの応答」

    奥坊由起子(立命館大学大学院/音楽文化史)
    「エルガーの音楽は何を語る役割を担ったか?――戦間期の公式行事と帝国のアイデンティティ」

    ☆ 総合討論 16:00~17:45

  • シンポジウム:
    都市と芸術のダイナミズム
  • 日時:2019年1月19日(土)13:00~17:00

    場所:立命館大学衣笠キャンパス 学而館301号室

    アクセス
    キャンパスマップ

    【内容】
    13:00~15:00 基調講演

    登壇者(敬称略)※タイトル等は変更となる可能性があります。

    安田昌弘
    (京都精華大学/音楽社会学)
    「音楽と空間の相互作用について」
    【要旨】
     モーツァルトとザルツブルク、エルガーとミッドランド、ビートルズとリバプール。ブルーズとミシシッピ三角州、レゲエとジャマイカ、ヒップホップとニューヨークなど、音楽と空間(あるいは場所)の結びつきに関する研究は古今東西枚挙にいとまがない。しかし、実際には、これらの土地がこれらの音楽や音楽家を輩出した空間――あるいは環境――要因を一義的に説明することはできない。さらには、ブルーズの「父」を特定し、その住居一帯を買い上げて再開発し、ブルースの聖地をつくってしまったメンフィスのように、下手をするとグローバル経済のなかでの観光客の誘致合戦に都合の良い「研究」も少なくない。
     本講では、このような問題意識を踏まえ、人文地理学者のデヴィッド・ハーヴェイが『Social Justice and the City』(1973. London: Edward Arnold)の冒頭で定義した、「絶対的空間(Absolute Space)」「相対的空間(Relative Space」「関係的空間(Relational Space)」という三つの空間概念を紹介し、これらの空間概念を、それぞれ独立したものとしてではなく、相互に干渉しあうものとしてを網羅的に把握することが、音楽と空間の結びつきを説明する上で、どのような含意を持ちうるかを検討する。発表者はこれまで、非英米圏のヒップホップや、京都のブルーズの調査をおこなってきたが、そうした知見を踏まえつつ、音楽と空間の相互作用のダイナミズムを浮き彫りにしたい。

    池田真利子
    (日本学術振興会特別研究員PD(東京学芸大学)/都市地理学)
    「ポスト・ウォール期のベルリンの占拠運動と場所の生成-東ベルリンの芸術とテクノ音楽の文化的実践に注目して-」
    【要旨】
     ドイツの首都ベルリンは,例外都市である。シュプレー川とそれに近接する旧市街から成る町は,やがて西欧一の人口規模を有するユダヤ人街を包摂する一大工業都市へと変化した。そして,第二次世界大戦後の東西ドイツ分断時には,中心(インナーシティ)と周縁(郊外)の社会的役割が大きく変化し,結果として1990年代直前まで,市の中心には例外的なまでに巨大で異質なモノクロの空間が残された。そこでは,異なる体制のもと東西ベルリンで独自に発展した文化が,市外・海外からの文化を取り込みながら醸成された。
     本発表では,ベルリンの壁崩壊前後より,こうした市の中心で開始された占拠運動を鍵概念とし,特に東ベルリンのインナーシティにおいて生み出された文化的実践(芸術と音楽)を,いくつかの事例とともに紹介する。そして,それが2019年現在のベルリンの都市発展といかに関連するのかにまで言及する。

    齋藤桂
    (京都市立芸術大学/音楽学)
    「1930年代日本の都市と音」
    【要旨】
     人が作るものは、都市のような大きなものから音楽のように形のないものまで、常に時代に即して変化してきた。だが、20世紀に入ってからのそれは今の私たちにとっては非常に大きな変化であるように見える(資料の残存状況や、現代の生活スタイル等との連続性がそう感じさせるところが大きいのだろうが)。
     本発表では、1930年代の日本の都市と音・音楽を、おもに以下の二つ観点から扱い、その前後の変化について考察したい。
    ●都市と郊外、田舎の音的表象
     関東大震災後の都市の再建・発達と、都市文化の成熟は、同時にその都市の外部への意識の変化をももたらしたと考えられる。たとえば、都市の喧噪を適度に離れた郊外の住宅地や、さらに遠く離れた別荘地、もしくは保養地や観光地・景勝地などは、いかに音で表象されたのだろうか。
     また、これらのさらに外にあるものとして、いわゆる満州のような「荒野」のイメージが存在していたことも指摘できる。荒野をさすらう馬賊という、ほとんど架空の世界への憧れは、多くの流行歌を生んでいる。ここには、さすらうことのない都市との対比が込められていると考えられる。
    ●都市の内部での音・音楽
     都市の内部でも、新しい時代の音・音楽が生じている。それらの中には、現代にも続いているという点でエポックとなったものもあれば、その時期に限ったものとして時代の象徴になったものもある。本発表では、雑多かつ恣意的になることを敢えて避けず、都市内部の様々な音・音楽を紹介し、本発表の問題を考えるきっかけにしたい。

    15:15~17:00 ディスカッション

成果及び今後の課題

 今年度は、シンポジウムと研究発表会を公開で開催し、これまでの活動から得た知見を活かして、文化研究の諸問題を深く議論することができた。また、学外の研究者とも共同して研究会を開催できたことも、研究遂行能力を高めるうえで重要な成果だと思われる。今後もこうした人的交流を活かして、研究活動を継続的に進めることが課題である。

構成メンバー

・奥坊 由起子: 
  イングランド音楽文化史 エドワード・エルガー ナショナル・アイデンティティ
・黄 茜: 
  比較文学 村上春樹 華人 ディアスポラ
・焦 岩:
  遊び論 遊び概念分析 ゲーミフィケーション 
・SHIN Juhyung:
  Game studies シリアスゲーム educational board games
・忠岡 経子
・堤 万里子: 
  文化政策学 公立文化施設(音楽堂、劇場)
・西澤 忠志: 
  近代日本音楽史 明治期の批評
・山口 隆太郎: 
  音楽哲学 演奏論 アルフレッド・シュッツの音楽論 音楽教育

研究会メンバー

土田 まどか(東京大学大学院):
  文化人類学 ろう(聾)と音楽 インドネシア・バリ島
・中辻 柚珠(京都大学大学院):
  近現代チェコ・ナショナリズム史 マーネス造形芸術家協会 ナショナル・インディファレンス
・原 塁(京都大学大学院):
  20世紀の音楽/美学思想
・藤原 征生(京都大学大学院):
  日本映画史/日本映画音楽史 芥川也寸志研究
牧野 広樹(京都大学大学院): 
  ドイツ文化史 青年音楽運動
吉田 瞳(京都大学大学院):
  中世ドイツ史 音と都市統治 サウンドスケープ

活動歴

2014年度の活動はコチラ
2015年度の活動はコチラ
2016年度の活動はコチラ
2017年度の活動はコチラ

トランスメディアル・アジア──第四回・ライプツィヒ大学・立命館大学共同企画ワークショップ「ローカルとグローバルの中の日本のビデオゲーム」

トランスメディアル・アジア──
第四回・ライプツィヒ大学・立命館大学共同企画ワークショップ「ローカルとグローバルの中の日本のビデオゲーム」

Transmedial Asia – 4th International Workshop of Leipzig + Ritsumeikan
PaJaKo Project “Japanese Videogames Between the Local and the Global”

日時・場所 / Date and Venue

  ※事前申し込み不要・参加費無料
  ※発表と議論は英語で行われます

  *Pre-registration not required, no participation fee
  *English is used throughout the workshop

プログラム / Program

    [24th September, Monday]

  • Panel 1: Politics and rhetorics
    (13:00-14:20; 80 mins. including discussion)
    Fanny Barnabé / Juhyung Shin / Shunsuke Mukae
  • Lecture 1: Stevie Suan
    (14:35-15:05; 30 mins. including Q&A)
    “Objecthood” and Anime’s Animation: Individuality,
    Particularity, and Lifestyle Performance
  • Panel 2: Cognition and sensation
    (15:20-16:20; 60 mins. including discussion)
    Cäcilia Sauer / Kyohei Ito
  • [25th Septemner, Tuesday]

  • Panel 3: Development, marketing and distribution
    (13:00-14:20; 80 mins. including discussion)
    Chloé Paberz / Matteo Fabbretti / Yasuo Kawasaki
  • Lecture 2: Kim Illim
    (14:35-15:05; 30 mins. including Q&A)
    Japanese Visual Fantasy System Seen through the Discourse on
    “Dimension” in OTAKU culture: Among the 2.5D, pseudo-3D and 3D
  • Panel 4: Historical and social interactions
    (15:20-16:40; 80 mins. including discussion)
    Goki Atoyama / Luca Bruno
  • Total discussion (moderated by Martin Picard and Hiroshi Yoshida)
    (16:55-17:45; 50 mins.)
「スラムツーリズムの展開――その多様性と創造性」を開催します

ブラジル・南アフリカ・インドで社会学的な比較調査をしてきたレスター大学准教授ファビアン・フレンゼル氏を招聘し、公開シンポジウム「スラムツーリズムの展開――その多様性と創造性」を開催します。

第一部では、「スラムツーリズムの現在」と題して発表者たちによるアジア、アフリカ、ラテンアメリカを横断した個別具体的な調査報告を行い、スラムツーリズムの事例蓄積を目指します。第二部の「スラムツーリズムの外部から――空間・場所・他者」では、各報告者たちのフィールドにおける「他者」との出会いや空間・場所・移動にかんする考察について研究発表を行い、「スラムツーリズムでない」外部の視点を取り入れることを通じて、スラムツーリズムとは何かを議論します。第三部では、「総合討論」へと移り、あらゆる分野の既存研究におけるスラムツーリズムの位置付けや事例間の共通性・異質性、研究対象としての課題や可能性について幅広く議論を行います。

公開シンポジウム
「スラムツーリズムの展開――その多様性と創造性」

開催概要

プログラム

第一部 スラムツーリズムの現在

  • 10:00-10:10 開会挨拶
    小川さやか(立命館大学先端総合学術研究科准教授)
  • 10:10-11:00 基調講演 
    ファビアン・フレンゼル(レスター大学准教授)
  • 11:00-11:30 講演 ①
  • 11:30-12:00 講演 ② 
    須永和博(獨協大学外国語学部交流文化学科准教授)
  • 12:00-13:00 昼食休憩

  • 13:00-13:20 研究発表① 
    八木達祐(立命館大学先端総合学術研究科一貫制博士課程)

第二部 スラムツーリズムの外部から――空間・場所・他者

  • 13:20-13:40 研究発表② 
    佐久間香子(立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員)
  • 13:40-14:00 研究発表③ 
    福田浩久(立命館大学先端総合学術研究科一貫制博士課程)

第三部 総合討論

  • 14:00-14:50 総合討論
  • 14:50 閉会挨拶
ビデオエスノグラフィー・会話分析研究会(2018年度)

院生代表者

  • 松浦 智恵美

教員責任者

  • 立岩真也

企画目的・実施計画

 本研究プロジェクトは、会話分析及びビデオ・エスノグラフィーの手法について学び、自らの研究に役立てることを目的とする。
 会話分析とは、ガーフィンケルとサックスに由来するエスノメソドロジーを基盤とし、人びとの相互行為の連鎖的・順序的な社会の秩序の成り立ち方を探求していくものである。また、ビデオ・エスノグラフィーは、その理論を用いてビデオデータを分析する研究手法である。
 学外ではEMCA(エスノグラフィー・会話分析)の研究会が複数あり、データセッションが盛んに行われているが、学内では開催されていない。会話分析、ビデオ・エスノグラフィーは分野を選ばない研究方法であるため、学際的に研究を行う院生に受け入れやすく、各人の研究の一役なることができるものである。
 本年度は、ビデオ・エスノグラフィー、会話分析の手法について、文献購読や学外講師を招いた学習会を行うこととして学習を深め、研究手法を習得していくことを目指す。そして、来年度はそれらの研究手法で得たデータをデータセッションし、研究発表の開催を企画したと考えている.

活動内容

 第1回研究会を2018年7月29日(日曜日)9:00~12:00で、キャンパスプラザ京都、第2会議室で行った。
内容:デイヴィッド・フランシス/スティーヴン・へスター(2014)『エスノメソドロジーへの招待 言語・社会・相互行為』ナカニシヤ出版の本を用いた学習をしました。第1章から第3章までを今回の対象としました。

  • 第1回研究会
  • 日時:2018年7月29日(日曜日)9:00~12:00
    場所:キャンパスプラザ京都 第2会議室
    内容:デイヴィッド・フランシス/スティーヴン・へスター(2014)『エスノメソドロジーへの招待 言語・社会・相互行為』ナカニシヤ出版の本を用いた学習をします。第1章から第3章までを今回の対象としますが、前田泰樹・水川喜文・岡田光弘(2012)『エスノメソドロジー 人びとの実践から学ぶ』新曜社を参考にするととても学習の幅が広がると思います。

    お問い合わせ:公共領域5回生 松浦智恵美(プロジェクト委員長)
    Email: chiemi.cat■nifty.com(■を@にかえてください)
    (予約は必要ありません。)

成果及び今後の課題

 エスノメソドロジストで神戸市看護大学の准教授の樫田美雄先生にご参加いただき、助言をもらいながら第1章(社会的相互行為、言語、社会)、第2章(エスノメソドロジーをする)、第3章(エスノメソドロジ-と自己省察)の内容に沿って学び、各人が持ち寄った自分の研究内容についても討議を深めました。また、前田泰樹・水川良文・岡田光弘編(2007)『エスノメソドロジ- 人びとの実践から学ぶ』新曜社も参考にしながら読み解いていきました。

構成メンバー

松浦智恵美
伊東美智子
中田朋子
平田恭子
土元哲平

第1回研究会参加メンバー:
飯田奈美子
樫田美雄
松浦智恵美