「遊び化する労働──参加型文化における遊びと情動」


Playbour-Workshop_20180625フライヤー

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「生産と消費の区別を解体するポストフォーディズム社会においては、人間の生のあらゆる領域、そのあらゆる活動は、潜在的労働として資本の体制に組み込まれつつある。むろん「遊び」も例外ではない。ゲームのプレイ動画が動画サイトのキラーコンテンツとなり、ゲーム実況者が子どもの「憧れの職業」になっている今日、ゲームプレイはすでに「労働化」されており、「遊び対労働」や「クリエイター対ファン」といった従来の対立軸がもはや無効であることは明らかだ。だが問題はそれにはとどまらない。より深刻なのは、「遊びの労働化」よりもむしろ「労働の遊び化」である。搾取すべき潜在的労働者としてプレイヤーを誘うシステム、「遊び」というかたちでユーザーの無償労働を搾取するプラットフォーム、いわゆる「参加型文化」の実態──その資本主義的実質──とはそのようなものではないのか。ポストメディア社会において遊びは(どのように)可能なのか。社会学、メディア研究、ゲーム研究の観点から議論する。」

  • 日時:
    2018年6月25日(月)14:00~18:00

  • 場所:
    立命館大学(衣笠キャンパス)
    平井嘉一郎記念図書館カンファレンスルーム
  • 入場無料、事前登録不要

  • 発表者:
    伊藤守(早稲田大学)
    「ポストメディア社会における情動のエコロジー」
    マーティン・ロート(ライプツィヒ大学)
    「デジタル空間の交換様式」
    ファニー・バルナベ(リエージュ大学/立命館大学)
    「ゲーム文化における創造性の再定義──
    シチュアシオニストの「逸脱」概念を復活させる」
    吉田寛(立命館大学)
    「強制される遊び?──非物質的労働としてのゲームプレイ」
  • ディスカッサント:
    井上明人(立命館大学)
    北野圭介(立命館大学)
  • 主催:
    立命館大学大学院先端総合学術研究科/ライプツィヒ大学東アジア研究所日本学科/リエージュ大学ゲーム・ラボ
  • 助成:
    立命館グローバル・イノベーション研究機構(R-GIRO)/日本学術振興会(JSPS)/欧州連合(Erasmus+)/ドイツ学術交流会(DAAD)
  • お問い合わせ先:
    吉田寛: hrs-ysd (at) ce.ritsumei.ac.jp

A Workshop

On Playbour:
Laborization of Affect and Play in Participatory Culture

  • Date & Time:
    14:00-18:00, June 25, 2018 (Monday)

  • Venue:
    Conference Room, Hirai Kaichiro Memorial Library,
    Kinugasa Campus, Ritsumeikan University
  • *No participation fee, open to the public
    *English and/or Japanese used throughout the workshop

  • Speakers:
    Mamoru Ito (Waseda University)
    “On the Ecology of Affect/ion in the Post-Media Society”
    Martin Roth (Universität Leipzig)
    “On Modes of Exchange in Digital Space”
    Fanny Barnabé (Université de Liège/Ritsumeikan University)
    “Redefining the Creativity in Gaming Culture:
    Reviving the Situationist Concept of Détournement”
    Hiroshi Yoshida (Ritsumeikan University)
    “Forced Play? Gameplay as Immaterial Labour”
  • Discussants:
    Akito Inoue (Ritsumeikan University)
    Keisuke Kitano (Ritsumeikan University)
  • Co-organized by:
    Graduate School for Core Ethics and Frontier Sciences, Ritsumeikan University / Institute of East Asian Studies, Universität Leipzig / Liège Game Lab, Université de Liège
  • Sponsored by:
    Ritsumeikan Global Innovation Research Organization (R-GIRO) / JSPS / Erasmus+ / DAAD
  • Contact:
    Hiroshi YOSHIDA : hrs-ysd (at) ce.ritsumei.ac.jp
公聴会(2016年度)

2016年度後期博士学位審査(甲号)公聴会

【終了】■ 学位審査申請者:岩田 京子(共生領域)
学位審査論文名:「京都市嵐山の近代的景観に関する歴史人類学的研究-風致・観光・郊外-」
  日時: 2017年 1月 30日(月)14時40分~
  場所: 創思館カンファレンスルーム
  審査委員:
  【主査】渡辺公三  教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
  【副査】畔上直樹 准教授 (上越教育大学社会系教育実践コース)
  【副査】河合洋尚 准教授 (国立民族学博物館研究戦略センター)
  【副査】松原洋子 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
  【副査】吉田 寛 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)

★ 公聴会発表者へ
公聴会発表にあたっての留意事項です。

  1. 発表時間は30分、質疑応答30分とする。
  2. レジュメの様式は特に指定しない。あらかじめ50部を用意して持参すること。
  3. レジュメのデジタルデータをメールに添付して提出すること。(学外サーバーにて配付する。)
  4. 発表用原稿またはメモはレジュメとは別に各人において用意すること。
  5. 発表用に使用する機器類については事前に相談すること。
  6. 2010年度よりWEBでの音声配信も先端研内で公開としていますが、なんらかの理由により公開しない場合はその旨届けること。
学位審査 公聴会

2017年度(遡及) および2018年度前期博士学位審査(甲号)公聴会

以下のとおり公聴会を実施いたします。
なお、やむを得ぬ事情のあるときを除き、
先端総合学術研究科大学院生は全員参加を原則としています。

  • 学位審査申請者:松枝 亜希子 (公共領域)[遡及]
    学位申請論文名:「戦後日本における大衆薬の分化過程についての歴史的考察-安全性と効果の政治学-」
    日時: ★未定
    場所: ★未定
    審査委員:
    【主査】立岩真也 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    【副査】黒田浩一郎 教授 (龍谷大学社会学部)
    【副査】美馬達哉 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    【副査】竹中悠美 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
  • 学位審査申請者: 安 孝淑 (公共領域)
    学位申請論文名:「福祉制度とALSの人の家族介護に関する質的研究―韓国介護支援制度を中心に―」
    日時: 2018年 7月 9日(月)11時00分~12時30分
    場所: 図書館カンファレンスルーム
    審査委員:
    【主査】美馬達哉 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    【副査】土屋葉 准教授 (愛知大学文学部)
    【副査】立岩真也 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    【副査】松原洋子 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
  • 学位審査申請者:大野 藍梨 (共生領域)[遡及]
    学位申請論文名:「抵抗」する女たち―フランス語圏カリブ海文学における「シスターフッド」―
    日時: 2018年 7月 20日(金)15時00分~
    場所: 創思館カンファレンスルーム
    【主査】西成彦 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    【副査】大辻都 准教授 (京都造形芸術大学通信教育部)
    【副査】小川さやか 准教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    【副査】吉田寛 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
  • 学位審査申請者:笹谷 絵里 (生命領域)
    学位申請論文名:「日本における新生児マス・スクリーニングの歴史的検討―「遺伝」をめぐる問題に着目して―」
    日時: 2018年 7月 23日(月)13時00分~14時00分
    場所: 創思館カンファレンスルーム
    審査委員:
    【主査】小泉義之 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    【副査】土屋敦 准教授 (徳島大学大学院社会産業理工学研究部)
    【副査】美馬達哉 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    【副査】竹中悠美 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
  • 学位審査申請者: 篠原 眞紀子 (公共領域)
    学位申請論文名:「恵那地方の障害児者地域生活運動―生活綴方と人々が織り成す現代史―」
    日時: ★未定
    場所: ★未定
    審査委員:
    【主査】立岩真也 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    【副査】津田英二 教授 (神戸大学大学院人間発達環境学研究科)
    【副査】岸政彦 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    【副査】小川さやか 准教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
  • 学位審査申請者:髙阪 悌雄 (公共領域)
    学位申請論文名:「障害基礎年金制度の成立プロセスの明確化および現状の障害者所得保障の改善方法に関する研究」
    日時: ★未定
    場所: ★未定
    審査委員:
    【主査】立岩真也 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    【副査】新川敏光 教授 (法政大学法学部)
    【副査】岸政彦 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    【副査】小泉義之 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
  • 学位審査申請者:萩原 浩史 (公共領域)
    学位申請論文名:「相談支援の基本構造と形成過程―精神障害を中心に―」
    日時: ★未定
    場所: ★未定
    審査委員:
    【主査】立岩真也 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    【副査】竹端寛 准教授 (兵庫県立大学環境人間学部)
    【副査】美馬達哉  教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    【副査】松原洋子 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
  • 学位審査申請者:坂井 めぐみ (生命領域)
    学位申請論文名:「日本における脊髄損傷医療の歴史的研究―脊髄損傷「患者」の生成と変容―」
    日時: 2018年 7月 16日(月)13時00分~14時00分
    場所: 創思館カンファレンスルーム
    審査委員:
    【主査】松原洋子 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    【副査】武藤香織 教授 (東京大学医科学研究所)
    【副査】小泉義之 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    【副査】美馬達哉 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
  • 学位審査申請者:北村 隆人 (公共領域)
    位申請論文名:「精神分析草創期における共感に関する心理歴史学的研究―フロイト、アブラハム、フェレンツィの人生とプラクティス―」
    日時: ★未定
    場所: ★未定
    審査委員:
    【主査】立岩真也 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    【副査】成田善弘 (元大阪市立大学 教授)
    【副査】美馬達哉 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
    【副査】吉田寛 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)

★ 公聴会発表者へ
公聴会発表にあたっての留意事項です。

  1. 発表時間は30分、質疑応答30分とする。
  2. レジュメの様式は特に指定しない。あらかじめ50部を用意して持参すること。
  3. レジュメのデジタルデータをメールに添付して提出すること。(学外サーバーにて配付する。)
  4. 発表用原稿またはメモはレジュメとは別に各人において用意すること。
  5. 発表用に使用する機器類については事前に相談すること。
  6. 2010年度よりWEBでの音声配信も先端研内で公開としていますが、なんらかの理由により公開しない場合はその旨届けること。
  7. 以上

    過去の公聴会

    公聴会(2017年度分)
    公聴会(2016年度分)
    公聴会(2015年度分)
    公聴会(2014年度分)
    公聴会(2013年度分)
    公聴会(2012年度分)
    公聴会(2011年度分)

公聴会(2017年度)

2017年度前期博士学位審査(甲号)公聴会

以下のとおり公聴会を実施いたします。
なお、やむを得ぬ事情のあるときを除き、
先端総合学術研究科大学院生は全員参加を原則としています。

  • 【終了】学位審査申請者: 越智 朝芳 (表象領域)[遡及]
    学位申請論文名:「ヴォコーダー論―主体なき声の歌―」
    日時: 2017年 7月 7日(金)13時00分~
    場所: 平井嘉一郎記念図書館カンファレンスルーム
    審査委員:
     【主査】吉田寛 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
     【副査】福田貴成 准教授 (首都大学東京人文・社会系)
     【副査】小泉義之 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
     【副査】美馬達哉 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
  • 【終了】学位審査申請者: 葛城 貞三 (公共領域)[遡及]
    学位申請論文名:「滋賀における難病患者運動の歴史 1983年~2015年」
    日時: 2017年 7月 11日(火)11時00分~
    場所: 創思館303・304
    審査委員:
     【主査】立岩真也 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
     【副査】土屋葉 准教授 (愛知大学文学部)
     【副査】岸政彦 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
     【副査】渡辺公三 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
  • 【終了】学位審査申請者: 梁 陽日 (公共領域)[遡及]
    学位申請論文名:「在日コリアン教育運動の現代史―戦後大阪の公立学校を中心に―」
    日時: 2017年 7月 14日(金)11時30分~
    場所: 創思館カンファレンスルーム
    審査委員:
     【主査】立岩真也 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
     【副査】広瀬義徳 教授 (関西大学文学部)
     【副査】天田城介 教授 (中央大学文学部)
     【副査】美馬達哉 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
     【副査】小泉義之 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
  • 【終了】学位審査申請者: 永田 美江子 (共生領域)
    学位申請論文名:「女子大学における観光ホスピタリティ教育の展開―平安女学院大学の実践を事例に―」
    日時: 2017年 7月 14日(金)13時00分~
    場所: 創思館カンファレンスルーム
    審査委員:
     【主査】小川さやか 准教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
     【副査】浅岡柚美 教授(中村学園大学流通科学部) 
     【副査】西成彦 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
     【副査】岸政彦 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
  • 【終了】学位審査申請者: 西沢 いづみ (生命領域)[遡及]
    学位申請論文名:「京都市・西陣地域における医療実践の歴史的研究―白峯診療所・堀川病院の活動を中心に―」
    日時: 2017年 7月 18日(火)13時00分~
    場所: 平井嘉一郎記念図書館カンファレンスルーム
    審査委員:
     【主査】松原洋子 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
     【副査】高岡裕之 教授 (関西学院大学文学部)
     【副査】小泉義之 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
     【副査】立岩真也 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
  • 【終了】学位審査申請者:Albertus-Thomas Mori (共生領域)
    学位申請論文名:「華人キリスト者の人類学的研究:トランスナショナルな宗教実践の様相」
    日時: 2017年 7月 18日(火)14時15分~
    場所: 平井嘉一郎記念図書館カンファレンスルーム
    審査委員:
     【主査】渡辺公三 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
     【副査】渡辺祐子 教授 (明治学院大学教養教育センター)
     【副査】小泉義之 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
     【副査】小川さやか 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
  • 【終了】学位審査申請者: 栄 セツコ (公共領域)
    学位申請論文名:「精神障害当事者にエンパワメントをもたらす公共の場の語りの設計」
    日時: 2017年 7月 18日(火)15時30分~
    場所: 平井嘉一郎記念図書館カンファレンスルーム
    審査委員:
     【主査】立岩真也 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
     【副査】小西加保留 教授 (関西学院大学人間福祉学部)
     【副査】岸政彦 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
     【副査】小川さやか 准教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
  • 【終了】学位審査申請者: 窪田 好恵 (公共領域)
    学位申請論文名:「重症心身障害児者施設の歴史的背景と看護のありよう―くらしの中で福祉職と協働する看護の再定義―」
    日時: 2017年 7月 24日(月)15時40分~
    場所: 創思館カンファレンスルーム
    審査委員:
     【主査】立岩真也 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
     【副査】杉本健郎 (元関西医科大学助教授)
     【副査】岸政彦 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)
     【副査】松原洋子 教授 (立命館大学大学院先端総合学術研究科)

★ 公聴会発表者へ
公聴会発表にあたっての留意事項です。

  1. 発表時間は30分、質疑応答30分とする。
  2. レジュメの様式は特に指定しない。あらかじめ50部を用意して持参すること。
  3. レジュメのデジタルデータをメールに添付して提出すること。(学外サーバーにて配付する。)
  4. 発表用原稿またはメモはレジュメとは別に各人において用意すること。
  5. 発表用に使用する機器類については事前に相談すること。
  6. 2010年度よりWEBでの音声配信も先端研内で公開としていますが、なんらかの理由により公開しない場合はその旨届けること。
多様化社会現象とデジタルコンテンツ研究会(2017年度)

院生代表者

  • 焦岩

教員責任者

  • Paul G. Dumouchel

企画目的・実施計画

 本プロジェクトの目的は、①社会的な文脈でデジタルコンテンツと社会現象を解釈すること、②デジタルコンテンツを用いて社会現象を理解することである。人々はデジタルテクノロジーの発展と共に、より一層デジタルコンテンツに依存して他人とのインタラクションとコミュニケーションを行うようになった。我々にとってデジタルコンテンツの役割が大幅に増えてきた。しかし、このようなデジタルコンテンツの役割を重要視すべきという意見に対して、人々の間に実際におこなうインタラクションやコミュニケーションの行為がそもそも重要で、逆にデジタルコンテンツはその行為を妨げてしまうという否定的な意見も近年強まっている。さらに近年、デジタルコンテンツにおける政治性に関する議論も盛んになっている。これらから、刻一刻と多様化が進行する現代社会のなかで、デジタルコンテンツの役割と多様化の社会現象を社会的な文脈で解釈することが、コンテンツの政治性についての理解にも、必要であると考えられる。そのため、本プロジェクトはメディア社会論・コミュニケーション論・コンテンツ論・遊び論・デジタルテクノロジー論などの視点からアプローチしていく。本プロジェクトは現代社会におけるデジタルコンテンツと社会現象との関係について明らかにし、デジタルコンテンツの政治性に対する主張を強める点で意義を有する。

活動内容

 今年度の活動は主にシンポジウムと例会・集まり会という二つの内容を実行してきた。それぞれの詳細は以下の通りである。

1.多文化における社会現象と他国のコンテンツ発展状況を勉強することができる機会として、国際的なシンポジウムを開いた。詳細は以下通りである
テーマ:韓国エレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)の文化
日時:7月25日(火)17:00~20:00
場所:立命館大学衣笠キャンパス創思館三階303・304号室
ゲスト:
カン・シンギュ(Kang Shinkyu)――韓国西江大学校研究員、ゲームスタティーズ
コメンテーター:
 ポール・デュムシェル(Paul G. Dumouchel)――本学、政治哲学
 吉田 寛――本学、感性学
通訳者(韓国→日本語):
 南 玉瓊――本学、国際関係科
プログラム:
17:00~17:10 開始挨拶
 17:10~19:10 韓国eスポーツの文化(カン・シンギュ)
 19:10~19:40 質問
 19:40~20:00 議論・コメント(カン・シンキュ、ポール・デュムシェル、吉田 寛)
 20:00 終了

2.男女間のコミュニケーションに着目し、そのコミュニケーションのなかで生じた差を解釈する方法をテーマとして、2017年度において、5月22日(火)、6月30日(金)、7月21日(金)、9月29日(金)、11月15日(水)、1月31日(水)に、6回にわたって、例会・集まり会を催した。一回目は、研究会の主なる活動と進む方向について参加メンバーの意見を交換し、乙女ゲームについての理解および、現代社会との繋がりや現代社会への影響などについて、議論を行った。二回目は、各メンバーは乙女ゲームとかかわる文献をしらべ、研究会で他のメンバーに紹介し、紹介した文献内容について意見と質問をお互いに交流する勉強会を開いた。三回目は、25日に開催するシンポジウムで発表する内容に関連する予備知識を習うため、事前勉強会を開き、シンポジウム当日の下準備および、注意事項と流れの説明を行った。四回目は、乙女ゲームの仕組みやシステムを深く理解するため、ゲームコンテンツを制作する際によく使うアプリケーションと技術を紹介し、実践に操作してみた。五回目は、ジェンダーや分析哲学などの視点から乙女ゲームにある表象について検討を行った。六回目は、今年度の活動を振り返り、一年間の研究成果と今後の課題をまとめた。

成果及び今後の課題

 本プロジェクトの成果として以下の点が挙げられる。
 2017年度の研究活動を通じ、メンバーのそれぞれの母国にある国際的な事例を用い、乙女ゲームという表象を、社会的・ジェンダー的・哲学的・教育学的などの視点で見ることによって、デジタルコンテンツと社会現象を解釈し、理解することが深めたられた。また、シンポジウムで、韓国の事例に中心し、ゲームが社会と人間への政治的な影響とその影響を働いているゲームの仕組みについても深く考えられた。今後の課題として、乙女ゲームの他に、他のジャンルのゲームが社会や人間への政治的な影響について検討することであると考えられる。

構成メンバー

焦 岩(表象領域・2014年度入学)
佐草 智久(公共領域・2013年度入学)
劉 雨瞳(表象領域・2016年度入学)

アジアの精神障害者の自助活動研究プロジェクト(2017年度)

院生代表者

  • 伊東香純

教員責任者

  • 立岩真也

企画目的・実施計画

[目的]本研究プロジェクトの目的は、精神障害者の自助活動においてその活動のリーダーを育てるための研修の構造化を試みることである。
[内容]アジアには、コミュニティに設置された小さな檻に閉じ込められたり木に縛りつけられたりしている精神障害者がいる。かつて日本にも類似の私宅監置があり、この監置の状況の悲惨さから患者の精神科病院への移送が進められたが、それが現在では長期的な非自発的隔離に至っている。それぞれの地域の精神障害者は、その地の社会的文化的状況に合わせて自分たちを抑圧する実践とは異なる考え方に基づくオルタナティブな実践をおこなってきた。このような異なる状況に応じた実践についての情報を共有し、その共通点から精神障害者の自助活動のリーダーとしてアジア域内で活動するために必要な資質を明らかにする。
[方法]アジアで自助活動をおこなう精神障害者を講師として招聘して研究会を開催する。
[意義]精神障害者の運動についてのこれまでのほとんどの研究は、精神医療体制のあったことある欧米の運動を対象としてきた。これに対し本プロジェクトには、精神医療が普及していない地域の精神障害者の活動を明らかにし、そこからこれまで不利益を被ってきた本人たちの手でそのオルタナティブの実践を築いていくことに資するという意義がある。

活動内容

日時:2017年11月22日(水)・23日(木)
会場:立命館大学大阪いばらきキャンパス

◆22日(水)13時~16時(参加人数:約20名)
「精神障害者のピアサポートに関する各国からの報告」
◇13:00~ Chintha (Sri Lanka) ◇13:30~ Tien and Sissy (Taiwan) ◇13:50 Linus and Frank (China) ◇14:30~ Vincent and Susan (HongKong) ◇14:50~15:10 Waqar (Pakistan) ◇15:10~ Patcharin and Win (Thailand) ◇15:30~質疑応答

◆22日(水)18時半~21時(参加人数:約35名)
ワークショップ「オープンダイアローグ――アジアでのひろがり・ふくらみ、そして新たな対話を聴く!」
◇18:30 開会の挨拶 ◇18:40 講演――インドの取り組み(講師:Bhargavi Davar・インド) ◇19:00 ワークショップ(楽器を使ったオープンダイアローグの体験) ◇20:30 意見交換 ◇21:00 閉会の挨拶

◆23日(木)13時~18時(参加人数:約30名)
公開学習会「アジアにおけるピアサポート実践とシステム」
◇13:00 挨拶 ◇13:10 報告――藤井千代(国立精神神経研究センター)、外務省 ◇14:00 講演「アジアにおけるピアサポート実践」:Bhargavi Daver(TCI-Asia) ◇15: 00 指定発言:Yeni Rosa Damayanti(インドネシア)・Wiriya Tangpanyawong(タイ) ◇16:00 フロア発言 ◇17:00 閉会 ◇ 18:00 懇親会

成果及び今後の課題

◇国際的な活動を牽引するリーダーを育成するための研修カリキュラムを作成した。
◇SDGs、アジア太平洋障害者の10年、障害者権利条約、実際のアジアの精神障害者の状況と取り組みをまとめた。

構成メンバー

伊東香純
桐原尚之
谷口俊恵
寺前晏治

存在論的美学研究会(2017年度)

院生代表者

  • 根岸貴哉

教員責任者

  • 竹中悠美

企画目的・実施計画

 本プロジェクトは、昨年度の「芸術経験と作品存在の哲学的解釈学研究」研究会から継続している研究会である。本研究会の目的は、哲学的・美学的なテクストの読解を通して、哲学史や芸術学への知識を深めることにある。そのために、上倉庸敬先生を招聘し、議論と講読を進める。

活動内容

・第1回研究会
2017年 11月 22日(水)18時30分~21時00分
場所:衣笠キャンパス究論館プレゼンテーションルームB
内容:ジルソン『絵画と現実』における「1-3 現存と現前」(pp.43〜65)について、講読をすすめた。当該箇所では、おもに絵画作品と音楽作品を区別し、比較しながら芸術作品の現前性と現存性についての議論が中心であった。

・第2回研究会
日時:2017年 12月5日(水)18時00分 ~ 21時00分
場所:衣笠キャンパス究論館プレゼンテーションルームA
内容:前回に引き続き、上倉先生を招聘して、エチエンヌ・ジルソン『絵画と現実』における現存(existence)「現存と現前」についての議論を、フォルマとマテリアという二つの側面から検討した。

・第3回研究会
日時:2017年 1月 24日(水)  18時 00分 ~  20時 30分
場所:衣笠キャンパス究論館プレゼンテーションルームC
内容:上倉先生を招聘して、エチエンヌ・ジルソン『絵画と現実』における「2 個体性」および「2-1質料因」(pp.68〜85)について、講読と議論をすすめた。

・第4回研究会
日時:2018年 1月 31日(水)  17時 00分 ~  19時 30分
場所:衣笠キャンパス究論館コミュニケーションルームC
内容:上倉先生を招聘して、『絵画と現実』における「質料因」について、英語版とフランス語版を確認しつつ、議論を行った。また、これまでの絵画と現実性の問題の具体例として、ルーヴル美術館が所有するヤン・ファン・エイク《宰相ロランの聖母》の解説映像を鑑賞した。

・第5回研究会
日時:2018年 2月 23日(土)  18時 00分 ~  20時 30分
場所:衣笠キャンパス創思館404・403教室
内容:上倉先生を招聘して、これまで見てきた絵画作品の様態の具体例として、「ダ・ヴィンチ ミステリアスな生涯」というレオナルド・ダ・ヴィンチの作品を具体例とした映像を鑑賞し、理解を深めた。

成果及び今後の課題

 今年度の本研究会では、昨年度に引き続き、エチエンヌ・ジルソン『絵画と現実』の講読を進めた。本書は、哲学の手法を用い、絵画を考察するためのものであり、芸術経験を哲学的に考察することを目的とする本研究会の趣旨に合致していた。また、絵画と音楽の比較や、絵画における運動性の問題などを取り上げている同書は、各参加メンバーの興味、関心や専門に近しい。つまり、本書を通じ、哲学的な論点を背景にしながら、各メンバーの専門分野を議論することにより各自の研究を発展が期待できる点において適していたからである。議論を通じて、ディスカッション能力の向上や各メンバーの専門分野への応用だけではなく、テクストの読解自体や、正しいとされる読解を通して理解を深めることができた。とくに、邦訳だけではなく、英語、フランス語などの原典にあたり、言及されている書物についても検討したことなどは、テクストへ対して深く考究できたと言えるだろう。
 しかし、講読の速度が遅かったことは、昨年度から引き続く課題である。

構成メンバー

根岸 貴哉
向井 駿佑
焦 岩
忠岡 経子
西澤 忠志
森 敬洋

生命倫理研究会(2017年度)

院生代表者

  • 安田智博

教員責任者

  • 小泉義之

企画目的・実施計画

 本研究会は、人の生命(生死)をめぐる問題に関する先行研究を取り上げ、倫理的観点から検討することを目的としている。今年度は、博論執筆中のメンバーの研究発表に合わせて実施した。こうした他者との議論を通じて、新たな方法論が展開されることも考えられる。ここに、本研究会の存在意義があるといえよう。

活動内容

日時、場所:2018年2月28日、14:00-17:00、究論館プレゼンテーションルームB
内容:坂井めぐみの博士論文の草稿検討会

成果及び今後の課題

 今年度は計1回の研究会を行なった。その内容は博士論文の進捗状況を発表し、議論したものである。発表者は、その後の執筆に有用な視座が与えられた。そして、研究会で博士論文の発表を聞くことで、参加者も刺激を得ることができた。
 今後も引き続き参加者が相互に刺激を与え合い、各々の研究を進捗させる一つの拠点として研究会を位置づけていきたい。

構成メンバー

髙木 美歩
坂井 めぐみ
篠原 眞紀子
北島 加奈子
三浦 藍
笹谷 絵里
住田 安希子
安田 智博

千葉雅也:2017年度業績一覧

著書

・千葉雅也『勉強の哲学——来たるべきバカのために』文藝春秋、2017年4月。
・千葉雅也『動きすぎてはいけない——ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』河出文庫、2017年9月。
・千葉雅也『メイキング・オブ・勉強の哲学』文春e-book、2017年12月。
・『文藝春秋オピニオン 2018年の論点100』、千葉雅也「『論点』は「社会人」を知るためのガイドマップだ」(インタビュー)、文藝春秋、2018年1月。
・千葉雅也『メイキング・オブ・勉強の哲学』文藝春秋、2018年1月。

論文・批評など出版されたもの

・千葉雅也・松本卓也・小泉義之・柵瀨宏平「精神分析的人間の後で——脚立的超越性とイディオたちの革命」(討議)、『表象』11、14-53頁、2017年4月。
・千葉雅也・増田聡「「ラディカル・ラーニング」のすすめ——東大・京大で今一番売れている本『勉強の哲学』をめぐって」(対談)、『週間読書人』、2017年6月16日。
・千葉雅也「著者に聞く 勉強の哲学」(インタビュー)、『Voice』473、174-178頁、2017年7月。
・荒木経惟・千葉雅也「荒木経惟インタビュー」(聞き手)、『美術手帖』69(1056)、 62-75頁、2017年8月。
・國分功一郎・千葉雅也「コミュニケーションにおける闇と超越」(対談)、『現代思想』45(15)、53-69頁、2017年8月。
・國分功一郎・千葉雅也「真の「勉強」とは?」(対談)、『文學界』71(8)、178-191頁、2017年8月。
・千葉雅也「同調圧力から逸脱しつつ、生き延びていくための「言葉と勉強」」(インタビュー)、『看護教育』58(8)、640-646頁、2017年8月。
・千葉雅也・北大路翼「哲学者・千葉雅也×俳人・北大路翼対談」(対談)、TOCANA、2017年8月。
・浅田彰・東浩紀・千葉雅也「ポスト・トゥルース時代の現代思想」(鼎談)、『新潮』114(8)、119-151頁、2017年8月。
・千葉雅也「禁煙ファシズムから身体のコミュニズムへ——屋内全面禁煙化批判」、『Voice』477、201-207頁、2017年9月。
・栗野宏文・千葉雅也「自分らしくあるために。」(対談)、『BRUTUS』38(18)、付録「STUDIO BRUTUS」、7-10頁、2017年9月。
・千葉雅也・池田剛介「洒落と仮固定の制作論——千葉雅也『勉強の哲学』をめぐって」(インタビュー)、芸術論の新たな転回02、REALKYOTO、2017年9月。
・山極壽一・千葉雅也「勉強にはやっぱり「哲学」が必要だ」(対談)、『文藝春秋』95(9)、298-306頁、2017年9月。
・千葉雅也「既存の環境に対して新たな可能性を見出す「深い」勉強」(インタビュー)、『第三文明』694、84-86頁、2017年10月。
・千葉雅也・村田沙耶香・松岡正剛「来たるべきエロス」(鼎談)、『STUDIO VOICE』411、20-37頁、2017年10月。
・千葉雅也・マキタスポーツ「ノリ・ツッコミという過激な勉強法」(対談)、『中央公論』131(11)、158-165頁、2017年11月。
・千葉雅也「ラディカルな有限性──思弁的実在論の一〇年とその後」、『現代思想』46(1)、98-111頁、2018年1月。
・千葉雅也、「自己検閲から自由になる」、『KAJIMA』(社内報)702、30頁、2018年2月。
・千葉雅也「七月一六日(日)〜七月二二日(土)」、創る人52人の「激動2017」日記リレー、『新潮』105(3)、54-46頁、2017年2月。
・千葉雅也「本質主義vs.相対主義に対する第三の道」、『本』43(2)、22-23頁、2018年2月。
・千葉雅也「散文を恐れている」、『美術手帖』70(1065)、88-90頁、2018年3月。
・千葉雅也「哲学に現代の不安を託す」、『朝日新聞』2018年3月13日、34面。
・千葉雅也「NEWS1 「デジタル・レーニン主義」で中国経済が世界最先端におどり出た」、『文藝春秋』96(3)、566-567頁、2018年3月。
・千葉雅也「始まりについて」(詩)、『現代詩手帖』61(3)、34-35頁、2018年3月。

学会発表

・Masaya Chiba, “RIZAP, The Otherness of Coaching,” East Asian Media Ecologies, Radcliffe Institute for advanced study, Harvard University, May 4-5, 2017.
・千葉雅也「他者、イメージ、偶然性——青山拓央『時間と自由意志』について」、京都現代哲学コロキアム「Afree, Be Free! ——青山拓央『時間と自由意志』合評会」、キャンパスプラザ京都、2017年8月5日。
・Masaya Chiba, “Asignifying Rupture and Radical Finitude,” Shinso Ito Center for Japanese Religions and Culture, University of Southern California, Los Angeles, January 16, 2018.
・千葉雅也「「自己への配慮」を促す他者の他者性——フーコー『主体の解釈学』、『自己と他者の統治』、『真理の勇気』における有限性の機能」、共同研究「フーコー研究——人文科学の再批判と新展開」第五回例会、京都大学人文科学研究所、2018年3月17日。

講演・対談など

・ワークショップ「新しい実在論」、エリー・デューリングの講演 “Hypertime: an inquiry into time in itself”に対するコメンテーター、科学研究費補助金・基盤研究(B)「ベルクソン『物質と記憶』の総合的研究——国際協働を型とする西洋哲学研究の確立」、法政大学市ヶ谷キャンパス、2017年4月29日。
・「勉強の哲学」講演会、東京大学駒場キャンパス、2017年5月25日。
・『勉強の哲学』に関するコメント、猫町倶楽部・名古屋アウトプット勉強会、ウインクあいち、2017年5月26日。
・『勉強の哲学』刊行記念講演会、紀伊國屋書店梅田本店、2017年6月2日。
・千葉雅也・佐々木敦「メイキング・オブ・勉強の哲学——どう考えてどう書いたか」、代官山蔦屋書店、2017年07月13日。
・千葉雅也・羽田圭介「メタとベタの勉強論——「勉強の哲学」をめぐって」、文春トークライブ第19回、文藝春秋西館地下ホール、2017年9月16日。
・千葉雅也・東浩紀「モノに魂は宿るか——実在論の最前線」、ゲンロンカフェ at VOLVO STUDIO AOYAMA #5、ボルボスタジオ青山、2018年3月25日。

その他の活動

・審査員、TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD 2018、2017年8月11日。
・審査員、デザインレビュー2018、福岡大学、2018年3月10-11日。

竹中 悠美:2017年度業績一覧

書いたもの

・(論文)「ドキュメンタリー写真における『貧困の美学』─ドロシア・ラングのFSA写真を中心に─」、岡林洋・清瀬みさを編『カルチャーミックス2』晃洋書房、2018年、243-259頁。
・(論文)「美術史における『美術』の探求」、神林恒道・ふじえだみつる編著『美術教育ハンドブック』三元社、2018年、29-37頁。
・(翻訳)マルコ・ボア「無人地帯No Man’s Zone─津波の余波の中のエッセイ・フィルム」『立命館言語文化研究』29巻4号、立命館大学国際言語文化研究所、2018年

話したこと

・(研究報告)立命館大学国際言語文化研究所重点研究プログラム「風景・空間の表象、記憶、歴史」第2回研究例会「植田正治の写真におけるリアリズムと民俗学の問題」、2017年6月2日
・(研究報告)”Realism and Ethnology in Shoji Ueda’s Photography: Another Aspect of Ueda cho”, in Joint Workshop of Kobe University, Ritsumeikan University and FU Berlin, Landscapes in Art, Theory, and Practice across Media, Time, and Place, at FU Berlin, June 30, 2017
・(コメント)国際平和ミュージアム附属校平和教育研究会、2017年8月4日、立命館国際平和ミュージアム
・(コメント)挑戦的萌芽研究「平和博物館における戦争体験継承のための展示モデル構築」第4回ワークショップ「Remembering the Saved City: Kyoto, the Atomic Bomb, and the Nuclear Taboo」2017年8月8日、立命館大学国際平和ミュージアム
・(主催・コメント)国際ワークショップ 「ベルリンのモダニズム―20世紀前半のメトロポリスの表象―」 立命館大学国際言語文化研究所 重点プロジェクト「風景・空間の表象、記憶、歴史」、2017年10月14日、立命館大学衣笠キャンパス
・(司会)挑戦的萌芽研究「平和博物館における戦争体験継承のための展示モデル構築」第5回ワークショップ「戦争の記憶を紡ぐ 写真メディアの可能性」、2017年11月15日、立命館大学国際平和ミュージアム
・(司会)セミナー「立命研究者の会(衣笠)」立命館大学男女協同参画推進リサーチサポート室主催、2017年12月18日、立命館大学衣笠キャンパス
・(コメント)同志社大学人文科学研究所 第16研究1月研究例会、2018年1月14日、同志社大学今出川キャンパス
・(コメント)第4回国際平和ミュージアム附属校平和教育研究会、2018年1月30日、立命館大学朱雀キャンパス
・(講演)「ファン・ゴッホについて─様式と贋作問題─」、西宮市立甲陵中学校PTA国際人権委員会講演会、2018年3月6日、西宮市立甲陵中学校
・(主催・司会)第148回民族藝術学会研究例会、2018年3月10日、立命館大学衣笠キャンパス
・(講演)「写真展「ザ・ファミリー・オブ・マン」は世界でどう見られたか」立命館大阪梅田キャンパス講座、2018年3月20日、立命館大学大阪梅田キャンパス
・(Guest Commenter)Workshop of post graduate program The Photographic Dispositif at Braunschweig University of the Arts, March 22, 2018 in Goethe Institute, Kyoto

学会活動・社会活動

・所属学会:美学会、民族藝術学会、美術史学会、日本美術教育学会、アジア藝術学会、文芸学研究会、International Association for Aesthetics(国際美学連盟)
・立命館大学国際平和ミュージアム平和教育研究センター運営委員
・立命館大学国際平和ミュージアム展示セクター長